第24話:トキメキ文化祭
文字数 606文字
水野君に文化祭の案内を頼まれた西森は、あっさりとOKしてしまった。
しかも、彼氏の目の前で・・・。
いや、分かっている。
特に深い意味は無く、ただ水野君を案内したいという気持ちだけでOKしたことは分かっている。
分かってはいるが、やっぱり無理!
ヤキモチ焼いてしまうし、西森と水野君が楽しそうに文化祭を回っている姿を想像しただけでも不安でしょうがない!
でも、ここは学校だから何も言えないことが、本当にしんどい!
ああ・・・
もっと大人になって広い心で見ることができればいいのに・・・。
泣きそうな気持ちを必死にガマンしていると、水野君が、
「先生もよかったら一緒に回りませんか?」
と声をかけてきた。
「え?」
水野君のまさかの提案に驚いて、ハッと顔を上げる。
水野君はニコニコ笑いながら、
「先生と、もっといろいろ話がしたかったんです。
夏休みはちょっとしか話せませんでしたし。
もしヒマだったら、一緒に回りたいんですけど、忙しいですか?」
と言ってきたので、おれの中ではいろんな感情が入り交ざる。
ええ?
水野君はどういう気持ちで、おれを誘ってきたんだ?
おれと一緒に行動することで、西森との関係を確かめようとしているのだろうか?
それとも特に深い意味は無く、ただ単に話をしたいだけなのか・・・。
いろいろ考えすぎて、頭の中が混乱していると、周りにいた女子達が、
「水野君、いいですよ!
高山ちゃん、連れて行って下さい!」
と、おれを水野君の方に差し出した。
しかも、彼氏の目の前で・・・。
いや、分かっている。
特に深い意味は無く、ただ水野君を案内したいという気持ちだけでOKしたことは分かっている。
分かってはいるが、やっぱり無理!
ヤキモチ焼いてしまうし、西森と水野君が楽しそうに文化祭を回っている姿を想像しただけでも不安でしょうがない!
でも、ここは学校だから何も言えないことが、本当にしんどい!
ああ・・・
もっと大人になって広い心で見ることができればいいのに・・・。
泣きそうな気持ちを必死にガマンしていると、水野君が、
「先生もよかったら一緒に回りませんか?」
と声をかけてきた。
「え?」
水野君のまさかの提案に驚いて、ハッと顔を上げる。
水野君はニコニコ笑いながら、
「先生と、もっといろいろ話がしたかったんです。
夏休みはちょっとしか話せませんでしたし。
もしヒマだったら、一緒に回りたいんですけど、忙しいですか?」
と言ってきたので、おれの中ではいろんな感情が入り交ざる。
ええ?
水野君はどういう気持ちで、おれを誘ってきたんだ?
おれと一緒に行動することで、西森との関係を確かめようとしているのだろうか?
それとも特に深い意味は無く、ただ単に話をしたいだけなのか・・・。
いろいろ考えすぎて、頭の中が混乱していると、周りにいた女子達が、
「水野君、いいですよ!
高山ちゃん、連れて行って下さい!」
と、おれを水野君の方に差し出した。