第4話 後宮とは?1
文字数 2,049文字
eb1908cd6b.html の、孔雀です! 今日は、後宮についてのご紹介をしたいと思います。
だってぇ、自信があるから入って来るわけでしょー?
まさかまさか、そんなねぇ。
何しろ自薦他薦満場一致で入宮されるお姫様方だものねぇー。
そりゃ、素晴らしい方だと、誰だって思うじゃない?
そしたら勿論、ある程度以上の、教養ですとか、知性や、ホスピタリティはあって、当たり前と言う事でしょう?
我々、家令ごときではとても身につけられないようなものなのでしょうから。
ほんとやめて。仕事増やさないで。
ちなみに、
金糸雀お姉様は、殿試という昔の科挙試験みたいな官僚試験を2位で合格しています。
結局、宮廷官吏にはならなかったけど。
その場合は、お
男
妃方だって、
自分一人に、自分と一族郎党の進退かかってるんだから、浅はかなことはしないよね。
でも中にはさ、女子アナより倍率高い試験受かった宮廷で働く上昇意識の強い女がいたとして。
それまで社交界で鳴らして来たいわゆるパリピみたいな男妃がたまたまいたらねぇ。
そりゃあ、なるようになっちゃうんだわ。
やっぱり、後宮の宮ってのはそれぞれその主人のカラーが出るしねぇ。
自分の好みの女官揃えてそりゃあウハウハなわけよ?
でもなんかそんなあけすけに言われると、ガッカリするって言うか。
ロイヤルとセレブって違うんだけど、どっか意識や生活圏が混じってるとなんかおかしくなるのかもね。
まあ、実際、女皇帝様だと、一度妊娠されると一年以上体が空かないわけですよ。
とすると、男性の后妃様方、暇も体も持て余しちゃう。
身近にたまたま気の合う女官方がいらしたら・・・って事ですよね。
まあ、実際は家令や女官が相手なら大目に見るって女皇帝様が多かったみたいですけど。
廃妃になるとしたら、何か他にも理由があってでしょうね。
恐ろしい時代だわ。
そもそも、正室は、正室候補群と言われてる元老院の家から。
継室は、継室候補群と呼ばれる、元老院、ギルド、議員のメンバーの家から選ばれるしくみなの。
まあ、どうしても外戚になるから、関係をある程度に留めて、やたらと広げない為のリスクヘッジなんだけど。
だから、ご継室方はそれなりの出自の方達だからね。
そこを廃妃にするって、ご実家係累どころか、その業界全部、敵にするってことよ?