第14話 『鈴木と裏鈴木』②
文字数 796文字
だから俺は、裏鈴木の出現にすぐに気がついた。
浅川から鈴木に名字が変わった。
そしてぽっちゃりしていた体形は、みるみる痩せていった。
裏鈴木は夜に現れ、
傷を負った余韻で明け方を過ごし、
朝日とともに消えるのだ。
片方を差し出す 生贄のように
身体を投げ出し 運命を図りながら
君は1分のあまりの遠さに
溺れながら あきらめてゆく
文字数 796文字
だから俺は、裏鈴木の出現にすぐに気がついた。
浅川から鈴木に名字が変わった。
そしてぽっちゃりしていた体形は、みるみる痩せていった。
裏鈴木は夜に現れ、
傷を負った余韻で明け方を過ごし、
朝日とともに消えるのだ。
片方を差し出す 生贄のように
身体を投げ出し 運命を図りながら
君は1分のあまりの遠さに
溺れながら あきらめてゆく
フクロウ博士
ドラゴン師匠