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文字数 222文字
ケーキ屋の女の子は 思いました。
「あたし、この街の人たちを笑顔にするケーキを作りたい」
その途端、あやふやだった行く道が、はっきり見えた気がしました。
「本当に嫌いだったのは、不満ばかりで何も分かろうとしない自分自身だったんだ」
「どこの国の人も、根っこの所は同じなんだ」
お姉さんは、ここで生きる勇気が少し湧きました。
だんご屋の坊やは、みどりちゃんみたいになりたいと思いました。
だからお母さんが帰って来たら、優しくしてあげようと思いました。
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