セリフ詳細

 時々冒険者たちの様子をモニターしてるんだけど、大体レベル20にもならずに表世界の魔物にやられてるのばっかりだね。大抵、そういう冒険者たちは大口を叩くけど全く実力が伴ってない。ま、その方が僕の手を煩わせなくて済んで楽だけどさ。
 近々、勇者たちがこっちに侵攻してくるって噂を聞いたから魔王城の設備を新調して、魔物の数も増やしたんだけど、これじゃ予算の無駄遣いだ。

作品タイトル:DJマオウのデッドオブナイトラジオ

エピソード名:オープニングトーク

作者名:綿貫むじな  drtanuki

92|ファンタジー|完結|25話|115,713文字

ファンタジー, 魔王, ラジオ, チャットノベル大賞

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ここは魔物が君臨する世界。
人間が支配する世界を「表」とするなら「裏」の世界と言うべきか。
裏世界の魔物たちを統べる魔王が、いったいどういう訳かラジオ放送を始める。
魔王が飛ばすのはプロパガンダか、はたまた本当に普通のラジオなのか?
全てはラジオの電源を点けてみればわかる。聞いてみよう。