セリフ詳細

至道さんよりいただきましたご質問ですが……。


(1)編集って、結局形のない正解を追い求める作業なのだと思います。それゆえ、作家さん、漫画家さんとあーでもないこーでもないとやりとりを行って、「コレが正解なのでは!?」とその時点での最高の形を追求していくわけでして、実際にその時点で最高の形ができあがったり、せめて正解と思われる道筋が脳裏に浮かんだときは、すーっとするというか、脳内麻薬でも出ているのかなという爽快な気分になることがあります。もちろん結果がでれば最高ですが、結果がでなくてがっかり、これは数限りなくありましたし、これからもあることでしょう。


とにかく理想の形を追求する作業に終わりはないと思っています。それゆえ作業を通じて快感を得るのも、編集という役割に従事しているかぎり続くんだろうなと。


生まれ変わっても編集者になりたいかというと……そうですねえ、生まれ変わったときに編集者という仕事があったとしたら、どうでしょう? 前世の記憶がなかったら、やろうと思うかもしれません。最高の何かを追い求める仕事をしたいですね。というと職人とか研究者になっているかもしれませんね。

作品タイトル:NOVEL DAYS リデビュー小説賞 座談会(第二部閉幕!)

エピソード名:リデビュー小説賞 座談会 #4

作者名:講談社タイガ公式  kodansha_taiga

228|創作論・評論|完結|9話|126,227文字

【リデビュー小説賞】, 講談社タイガ, 講談社ラノベ文庫, 講談社ノベルス

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「NOVEL DAYSリデビュー小説賞 座談会」

現在第二部も終了いたしました。

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■参加者
司会:作家 至道流星

講談社ラノベ文庫 編集長
講談社タイガ 編集長

リデビュー賞応募者のプロ作家の皆様

■開催概要
講談社が主催する「NOVEL DAYS リデビュー小説賞」についての座談会を開催いたします!
この賞を開催するにいたったの経緯や、現在の出版市況、小説に対する思いなどを、縦横無尽に熱く語っていただきます。

「リデビュー小説賞」の応募資格をお持ちのプロ作家の方々からのコメント、ご意見、ご質問なども大歓迎です。

*応募者や応募検討中の方へのご質問などにもお答えいたしますので、今回の座談会への参加者(書き込める方)は「リデビュー小説賞」への応募資格のあるプロ作家の方に限らせていただく形にて開催してみます。

座談会は、2018年10月18日(木)の16時頃~1週間後の25日16時頃までを予定しております。

リデビュー小説の開催概要はこちらをご覧ください。
https://novel.daysneo.com/award/kodansha001.html

*こちらの座談会は開催当時の紹介です