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今朝10月2日のnhk「日本人のおなまえ」でヒット曲の真相!をやっていて、西城秀樹がヒットさせた曲ギャランドゥを採りあげていた。私は音楽に詳しくないが曲はスキャットの類い。スキャットはジャズなどの歌詞のなかに入れた意味のない音節で、「ドゥビドゥビ」「パヤパヤ」の類いで今回のギャランドゥもそれ。意味がないとされているが私の耳には伽藍堂(がらんどう)に聞える。英語(なま)りで読めば確かにギャランドゥだ。


日本語は1文字1文字を明瞭に発音するが、アルファベットは音節単位で読んでいるようだ。表音文字であれば文字に意味なく、たとえば仮名文字「ひょうしょうじょう」を口ずさむ感じと云えばいいか‥漢字の表彰状を1文字単位で読むようにです。結局、近年の流行歌は表音文字化していて、若者は表音言葉に慣れ親しんでいるようですが、昭和世代の私は漢字で考える癖がついていて、両者の差の大きいのを感じない訳にいかない。


そうするとギャランドゥと聞いて若者はリズムに乗り、私は伽藍堂理解する。リズムは流行が終れば捨てられ忘れられて後で聞いても古臭い想いが漂うが、伽藍堂の漢字はイメージに残りやすい。ガランドウ・空っぽガランドウ・空っぽで憶えやす。これを私は表意文字の長所と捉える。商いとしては早め早めに流行遅れになったほうが次の商品が売れる。表音文字の商品の個性は貴ばれやすく飽きられやすいと私は思う。


着物も履物も風呂敷も和傘も伝統産業として歴史を誇っている日本ですね。人々は名称にも誇りを感じて大切にする。これが日本の文化であり、土地や蔵や物だけでなく暖簾(のれん)や伝統も大切な文化に育てたのは間違いない。この日本の文化を大切にするなら私たちの心が空っぽの伽藍堂になることはないようにも思える。何もない伽藍堂のような空っぽの心は悲しくて、ナンデも受入れられる懐深い心に育てば愛でたくもある。



ぁ!西城秀樹のギャランドゥが私に笑いかけた!


作品タイトル:ナンでもカンでも好いですか❢ (実在)

エピソード名:卑弥呼/伝承文化

作者名:阿龍門 稜  fudoki

2|社会・思想|完結|33話|57,900文字

正論・正義, 罪~罰, シリアス, 哲学~証言, 仏法~カリスマ, 社会常識, ノンフィクション, 現代群像劇, ファンタジー, 目覚め

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日常のデキゴト...つまりノンフィクションの事件に体当り! 事件といってもアナタ様には何の変哲もない日常の些細な出来ごと‥そうであっても私には重大な事件性が感じられることも多くて、ココを立ち上げております。

管理人に創作性やらあるとも思えず「練習がてらの慣れるため」であれば、先ずはそういったストーリーになれば好いか・・・です。

(ご注意)
文中登場の人物は「現実の人物」であれば別人格として登場します。少々無責任な発言も別人格であれば全て稜(たか)の責任です。ご理解をよろしくお願いします。なお、人物は「敬称略」になっております。

(更新日2021/10/15)