くじらの空、ぼくらの夏

[学園・青春]

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 ぼくが越してきた街の空には、くじらが泳いでいた――。
 世間的には、第三次世界大戦というものが起こっているらしい。ぼくは疎開という形で、この投函森という田舎町に越してきた。
 転入して即行、ミリタリー武装した新聞部に入部させられた。この街にあるのは、少年院と、軍事基地、精神病院くらい。中学二年生であるぼくらの日常は、戦争が起こっていようが起こっていまいが関係ない。あるのは当たり前の事だけだ。
 当り前じゃないのは、空を泳ぐくじらだけ。
 どこか不思議で、どこか切なく、それは遠い過去の記憶。
 どこからが嘘で、どこからが本当なのかわからない夏の御伽噺。

目次

連載中 全35話

2019年12月28日 09:34 更新

  1. 第壱話 くじらホエール

  2. くじらホエール/0012019年08月15日
  3. くじらホエール/0022019年08月15日
  4. くじらホエール/0032019年08月15日
  5. くじらホエール/0042019年08月15日
  6. くじらホエール/0052019年11月14日
  7. くじらホエール/0062019年08月15日
  8. 第弐話 なるみシー

  9. なるみシー・前編/0012019年08月20日
  10. なるみシー・前編/0022019年09月10日
  11. なるみシー・前編/0032019年08月20日
  12. なるみシー・前編/0042019年08月20日
  13. なるみシー・前編/0052019年09月10日
  14. なるみシー・前編/0062019年11月14日
  15. なるみシー・前編/0072019年09月10日
  16. なるみシー・前編/0082019年11月14日
  17. 第参話 るいウォーターフロー

  18. るいウォーターフロー/0012019年11月22日
  19. るいウォーターフロー/0022019年11月14日
  20. るいウォーターフロー/0032019年11月22日
  21. るいウォーターフロー/0042019年11月22日
  22. るいウォーターフロー/0052019年11月22日
  23. るいウォーターフロー/0062019年11月22日
  24. るいウォーターフロー/0072019年11月22日
  25. るいウォーターフロー/0082019年11月22日
  26. るいウォーターフロー/0092019年11月22日
  27. 第四話 しいなフィッシュ

  28. しいなフィッシュ/0012019年11月24日
  29. しいなフィッシュ/0022019年11月28日
  30. しいなフィッシュ/0032019年11月24日
  31. しいなフィッシュ/0042019年11月28日
  32. しいなフィッシュ/0052019年11月24日
  33. しいなフィッシュ/0062019年11月28日
  34. しいなフィッシュ/0072019年11月24日
  35. しいなフィッシュ/0082019年11月28日
  36. しいなフィッシュ/0092019年11月24日
  37. 第伍話 なるみシー・後編

  38. なるみシー・後編/0012019年12月09日
  39. なるみシー・後編/0022019年12月09日
  40. なるみシー・後編/0032019年12月28日

登場人物

生天目 奈央汰 (なばため なおた)「おかしなことなんてない、あるのは当たり前の事だけだ」

 主人公。投函森分校中学二年生。あだ名は「ナオ」。東京に住んでいたが、疎開して投函森へやってきた。この歳の男子にはありがちな紗に構えていて素直じゃない性格。転校してきた初日に新聞部に拉致勧誘入部させられた。疎開先である叔母の鏡子には頭が上がらない。徴兵された兄の残して云ったバットをいつも持っているが、別に野球をするわけではない。野球をしたとしても、バットを振らないタイプの人間。基本的に覇気がない。どんなことがあっても「あるのは当たり前の事だけ」と現実逃避してしまう癖がある。しかし、空に浮かぶくじらにたいしては「当たり前ではない」と感じている(奈央汰と鯨以外の人間は「ごく普通」の事だと思っている)。

鮫島 鯨 (さめじま くじら) 「ちょっと世界救っちゃおうかなーって思ってるだけサ」

 奈央汰が転校してくる少し前に疎開してきたクラスメイト。投函森分校中学二年生。あだ名は「サメジ」。奈央汰曰く「サメなのかクジラなのかはっきりしてほしい」。ちょいと個性的過ぎて頭が大丈夫なのかと心配されるような少女。さばさばした性格で、どんなことでも自分ならできてしまうんだという誇大妄想にとりつかれている所がある。背が高く、中二女子にして170cmを誇る。軽音楽部に入っているわけでもないのにベースギターを持ち歩き、事あるごとに振り回すような奇行をよくする。空を泳ぐくじらに対して敵対意識や不快感、奈央汰と同じ不信感を持っているような言動をよくする。当初は部員ではなかったが、新聞部の新入部員となる。

鳴海 百合 (なるみ ゆり)「動かないで(フリーズ)! 動いたら、撃つわよ!」

 投函森分校新聞部部長。三年生。気丈な少女。若干強引。「部長」と呼ぶように指示しているが、あだ名は「ゆりっぺ」。ミリタリー趣味があり、投函森新聞部の部員は皆ミリタリー武装している。偏屈な兄がおり、煙たがっていると本人は云うが、実質は尻に敷いている。今は健康そのものだが、幼い頃は身体が弱かったらしい。投函森新聞で扱っているのは、主にオカルトやサブカル、幽霊や都市伝説などである。本人は、投函森軍事基地に度々現れるらしい未確認飛行物体の謎を解こうとやっきになっている。両親は離婚しており、父親は軍部のお偉いさんで兄妹とは別居している。事実上瑠璃と二人暮らし。

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小説情報

くじらの空、ぼくらの夏

シミズヨシタカ  smzystk

執筆状況
連載中
エピソード
35話
種類
一般小説
ジャンル
学園・青春
タグ
野球, UFO, オカルト, 不条理, 軍, ジュブナイル, 夏休み, 夏, 海, ミリタリー
総文字数
118,607文字
公開日
2019年08月15日 11:54
最終更新日
2019年12月28日 09:34
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