セリフ詳細

エルサレムまで攻め込むつもりのサラディン軍を追い、敵の襲撃隊に焼き払われた農地を見ながら、やがて川床へ入る敵軍を見つけると「弱者のうちに力を現す神が、病気持ちの王を鼓舞したもうた。王は馬から降り、大地に跪き、十字架の前にひれ伏して、涙ながらに祈りをあげた。そのさまを見て、すべての将兵は感きわまり、この期におよんでは、一歩も引かぬこと、馬首をめぐらすものは、誰でも裏切り者と見なすことを誓った。将兵は馬にまたがり、突撃に出た」(ミシュル・ル・シリアンの年代記より)

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:ボードゥアン4世(2)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き