薔薇の名残 A Remnant of Roses in Summer

[現代ドラマ・社会派]

56

62,684

0件のファンレター

ある日突然、たったひとりの親友の家族から、その死を告げる寒中見舞いが届いた。二十数年前に食事を共にして以来、年賀状でしか交わさなかったものの、恩義に感じていた友人の死を切っ掛けにこれまでの自分の人生がいかに自堕落で、ひとに迷惑をかけるものだったかを懺悔し、告白していく物語。そこからはさまざまの気づきが生まれ、人生の在りようや反省点が見えてくる。
果たして世界に終わりはあるのか。あるとすれば、どう終わるのか。原作『自堕落の報酬』を改題し、本サイトにて『薔薇の名残』(別サイトでは『遠い日のきみに』とも――)としてお贈りしています。団塊の世代に続く読者諸氏にぜひぜひ読んでほしい、ナラティブリアリズム(身につまされるできごと)による玄冬小説です。

目次

完結 全188話

2020年03月24日 14:08 更新

  1. 第一章 望郷

  2. 一 きみは死んだのだ2019年02月14日
  3. 二 意志を殺す犯罪者2019年09月19日
  4. 三 無窮の優しさ2019年02月14日
  5. 四 浅薄な負け惜しみ2019年02月15日
  6. 五 文学への目覚め2019年02月15日
  7. 六 陽だまりの猫2019年02月15日
  8. 七 四当五落2019年02月15日
  9. 八 果てしのない孤独2019年02月15日
  10. 九 肉体からの不如意2019年02月15日
  11. 十 友人からもらった伝書鳩2019年02月15日
  12. 十一 思い人との別れ2019年02月16日
  13. 十二 先生に固執する自分2019年02月16日
  14. 十三 引っ越しの謎2019年02月17日
  15. 十四 腹を空かせた少年2019年02月17日
  16. 十五 弱者への眼差し2019年02月18日
  17. 十六 剥がれ落ちる心の瘡蓋2019年09月20日
  18. 十七 事実としての思い出2019年02月19日
  19. 十八 ダイナモの発見2019年02月19日
  20. 十九 お涙頂戴で糊口を凌ぐ作家2019年02月20日
  21. 二十 牛革でできた黒いランドセル2019年02月20日
  22. 二十一 一度目の訪問2019年02月21日
  23. 二十二 様変わりしていた母屋のイメージ2019年02月21日
  24. 二十三 「髪結いの亭主」タイプの人間2019年02月22日
  25. 二十四 孤立からの逃走2019年02月22日
  26. 二十五 誤謬の過程で生じるもの2019年02月22日
  27. 二十六 魔法のノート2019年02月23日
  28. 二十七 陽の光が射しこむ部屋 2019年02月23日
  29. 二十八 精一杯の志し2020年03月24日
  30. 二十九 大石ふみえ先生2019年02月24日
  31. 三十 エネルギーを供給する旗印2019年02月25日
  32. 三十一 指先が奏でる音楽 2019年02月25日
  33. 三十二 あり得べき悲劇の物語2019年02月26日
  34. 三十三 二人に宛てた遺書2019年02月26日
  35. 三十四 報酬としての自死2019年02月27日
  36. 三十五 無駄というものの持つ価値2020年02月08日
  37. 三十六 未知数X 2019年02月28日
  38. 三十七 自惚れの万国旗2019年02月28日
  39. 三十八 世界の終わりと愛の讃歌 2019年03月01日
  40. 第二章 邂逅

  41. 一 湯呑み茶碗で剣菱を飲む2019年03月01日
  42. 二 濃密でいながら流動的な空間2019年03月02日
  43. 三 学生時代の「憂さ晴らし」2019年03月02日
  44. 四 賭けのような待ち合わせ2019年03月03日
  45. 五 同棲という名の男女の生活形態2019年03月03日
  46. 六 父を捨てた瞬間2019年03月05日
  47. 七 暗いトンネル2019年03月05日
  48. 八 シシフォス的空間2019年03月05日
  49. 九 「ツヴァイザムカイト」セオリー2019年03月05日
  50. 十 我と汝の出会い2019年03月05日
  51. 十一 死者に対する生者のグリーフ2019年03月06日
  52. 十二 思い出すにも気恥しい夏の初夜2019年07月19日
  53. 十三 勘違いな思い込み2020年01月20日
  54. 十四 心的空間においての共時性2019年03月07日
  55. 十五 自由意志に基づく選択2019年03月08日
  56. 十六 ポルノ荘産婆館三崎邸2019年03月08日
  57. 十七 不良っぽさがとても似合う毒舌先生2019年03月09日
  58. 十八 個人の心の在りようを映す鏡2019年03月09日
  59. 十九 電気羊の夢2019年03月10日
  60. 二十 男は働いて女を養うもの2019年03月10日
  61. 二十一 「汝」に好きといってもらえる嬉しさ2019年03月11日
  62. 二十二 自分というものの正体2019年03月11日
  63. 二十三 焦がれれば焦がれるほど濃くなる空間2019年03月12日
  64. 二十四 自由の翼を持った天使2019年12月03日
  65. 二十五 最高レベルの「貧乏人のお坊ちゃま」2019年03月12日
  66. 二十六 優しさの籠った触れ方2019年03月12日
  67. 二十七 宵っ張りの朝寝坊2019年03月12日
  68. 二十八 尊敬措く能わざる存在2019年03月12日
  69. 二十九 どこにでもいる情けない男2019年03月12日
  70. 第三章 訣別

  71. 一 畳の上の力持ち2019年08月23日
  72. 二 水流の動くがままに日を過ごす2019年03月12日
  73. 三 過剰な振る舞いをする男2019年03月13日
  74. 四 あるホテル支配人からの電話2019年03月13日
  75. 五 信じる者にこそ神は微笑む2019年03月13日
  76. 六 よこしまな動機が仇となる2019年03月13日
  77. 七 悪さを仕掛けてやろうと思う輩2019年03月13日
  78. 八 幸せな気分に酔いしれた一夜2019年03月13日
  79. 九 史絵先生にならなければ……2019年03月13日
  80. 十 遠いシーンに思いを馳せて2019年03月13日
  81. 十一 ゆうらり、きらり、波の面2019年03月14日
  82. 十二 「意志の弱さ」を褒めてやる2019年03月14日
  83. 十三 運命的な「裂け目」でのキス2019年03月14日
  84. 十四 退院後に読ませてもらう小説2019年03月14日
  85. 十五 精神的に独立した生活2019年03月15日
  86. 十六 最後の砦2019年03月15日
  87. 十七 永遠の孤独の始まり2019年03月15日
  88. 十八 最初で最後のプレゼント2019年03月15日
  89. 十九 沈みゆく夕陽からの旅発ち2019年03月16日
  90. 二十 イカロスの翼2019年03月16日
  91. 二十一 逃してはならない一瞬の好機2019年03月16日
  92. 第四章 籠絡

  93. 一 一昔前の小説世界のような空間2019年03月16日
  94. 二 いつ果てるともしれない闇2019年03月16日
  95. 三 悪戯っ子のような笑み2019年03月16日
  96. 四 舌が生まれて初めて喫する味2019年03月18日
  97. 五 地域貢献を矜持とする土地柄2019年03月18日
  98. 六 五黄の寅年生まれの佐賀女2019年03月18日
  99. 七 背伸びしてみせる少女の感覚2019年03月18日
  100. 八 いつも同じ轍を踏む性根のない男2019年03月19日
  101. 九 人妻としての自覚2019年03月19日
  102. 十 文学的なリアリティと幻視の狭間2019年03月19日
  103. 十一 憧れのK市でひと勝負2019年03月19日
  104. 十二 市中引き回しの刑2019年03月19日
  105. 十三 最低レベル空間からの脱却2019年03月19日
  106. 十四 痩せガエルの「空威張り」2019年03月19日
  107. 十五 恋多きひとの悲しき習性2019年03月19日
  108. 十六 地獄の責め苦への道行2019年03月19日
  109. 十七 細い梯子を伝って屋根に昇る2019年03月19日
  110. 十八 自分ごとは自己責任で決める2019年03月19日
  111. 十九 「神対応」の救いの手2019年03月20日
  112. 二十 後足で砂を掛ける犬2019年03月20日
  113. 二十一 別れの言葉を送る言葉に替える2019年03月20日
  114. 二十二 星影のワルツ2019年03月21日
  115. 二十三 不純なパッション2019年12月20日
  116. 二十四 サドとマゾが犇めく悪環境2019年03月21日
  117. 二十五 心の穴を埋める存在2019年03月21日
  118. 二十六 土砂降りの雨の日に2019年03月21日
  119. 第五章 転落

  120. 一 自堕落な男の罪滅ぼし2019年03月21日
  121. 二 決然とした尚武の気2019年03月21日
  122. 三 追加質問の愚を犯す者2020年01月03日
  123. 四 決めつけないほうが上手く行く2019年03月21日
  124. 五 含羞んだ微笑み2019年03月21日
  125. 六 私に欠けているもの2019年03月21日
  126. 七 襲いくる眩暈の予兆2019年03月21日
  127. 八 ひとの生死に必要なもの2020年01月03日
  128. 九 追い詰められる恐怖2019年03月22日
  129. 十 身から出た錆2019年03月22日
  130. 十一 世界内存在としての私2019年03月22日
  131. 十二 行く手を阻む壁2019年03月23日
  132. 十三 伴走してくれる勇者たち2019年03月23日
  133. 十四 一挙両得の秀逸アイデア2019年03月23日
  134. 十五 唯一楽しい思い出2019年03月23日
  135. 十六 不吉な予感2019年03月23日
  136. 十七 身の丈を超えた事業展開2019年03月23日
  137. 十八 ポジティブな表現2019年03月23日
  138. 十九 よいお年を――2019年03月24日
  139. 二十 蛇の道は蛇2019年03月24日
  140. 二十一 また聞きの話を耳にする2019年03月24日
  141. 二十二 二匹目のスケープゴート2019年03月24日
  142. 二十三 ワープロと広辞苑の重さ2019年03月24日
  143. 二十四 新しい文体を創る少年2019年03月24日
  144. 二十五 なけなしの一万円札2019年03月24日
  145. 二十六 あのときの夜の光景2019年03月24日
  146. 二十七 卑屈な老い2019年03月24日
  147. 二十八 中途半端な親切心2019年03月24日
  148. 二十九 回し車のなかのハムスター2019年03月24日
  149. 三十 心ときめくような耀き2019年03月24日
  150. 三十一 正社員という待遇2019年03月24日
  151. 三十二 夢をかなえる舞台づくり2019年03月24日
  152. 三十三 未来に巣食う過去の記憶2019年03月24日
  153. 三十四 身動きのできない恐怖2019年03月24日
  154. 三十五 バカ面を引っ提げたピエロ2019年03月24日
  155. 三十六 泣く子と空きっ腹2019年03月24日
  156. 三十七 捨てる神に拾う神のあり2019年03月24日
  157. 三十八 世界の重みと自分の存在の軽さ2020年01月11日
  158. 三十九 要注意人物2019年03月24日
  159. 四十 外堀を埋めてかかる戦法2019年03月24日
  160. 四十一 名選手、名監督ならず2019年03月24日
  161. 四十二 解釈に溺れた者の真実2019年03月24日
  162. 四十三 用の美としての言葉を紡ぐ2019年03月24日
  163. 四十四 土竜のような生活2019年03月24日
  164. 第六章 愁嘆

  165. 一 きみからの電話2019年03月24日
  166. 二 思い出の欠片2019年03月24日
  167. 三 別れ際の言葉2019年03月24日
  168. 四 人生の醍醐味2019年10月17日
  169. 五 見えるべきはずのもの2019年03月24日
  170. 六 見えざるものの接近2019年03月24日
  171. 七 見ことばとしての文体2019年03月24日
  172. 八 ビギナーズラック2019年03月24日
  173. 九 ことばの死骸2019年03月24日
  174. 十 存在しない事実2019年03月24日
  175. 十一 ことばの石飛礫2019年03月24日
  176. 十二 愛する――ということ2019年03月24日
  177. 十三 不甲斐ない女房2019年03月24日
  178. 十四 不思議な縁2019年03月24日
  179. 十五 質素な夕食2019年03月24日
  180. 十六 心のなかを清算する旅2019年03月24日
  181. 十七 「ねまっていく」骨2019年03月24日
  182. 十八 龍の背に乗って天空回廊を行く2019年03月24日
  183. 十九 見納めの地2019年03月24日
  184. 二十 コバルトブルーの海2019年03月24日
  185. 二十一 潮騒の径2019年03月24日
  186. 二十二 偽りの仏教徒2019年03月24日
  187. 二十三 誰もいない海2019年03月24日
  188. 二十四 ルルドの聖マリア2019年03月24日
  189. 二十五 私の旅の道連れ2019年03月24日
  190. 二十六 龍の内臓2019年03月24日
  191. 二十七 旅の締め括り2019年03月24日
  192. 二十八 悪魔の囁き2019年03月24日
  193. 二十九 自堕落の報酬2019年03月24日
  194. 三十 世界は変わらない2019年03月24日

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

ファンレターはありません

小説情報

薔薇の名残 A Remnant of Roses in Summer

岬 龍三郎  nicson

執筆状況
完結
エピソード
188話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
望郷, 我と汝, ツヴァイザムカイト, 福江島, ファド, 自堕落の報酬, ルルドのマリア, 哲学的省察, 玄冬小説, 世界の終わり
総文字数
618,905文字
公開日
2019年02月14日 21:41
最終更新日
2020年03月24日 14:08
ファンレター数
0