7月20日

文字数 561文字

死にたくなった。
なんとなく。
別に理由はない。
生きる事が楽しくなくなった、そんな感じ。

♪♪♪♪♪♪♪

着信がなった。
舜からだ。
舜は大学時代の一番仲が良かった友達。
卒業後は外資系企業に就職し、持ち前のコミニュケーション能力で活き活きと仕事してる。
、、、
インスタを見る分にはそうだと思う。
それに比べて俺はどうだ。
就活を適当にやり、やりたくもない仕事に就いた。
案の定すぐダメになり職場を転々。
現在26歳で3社目。
良いところを挙げるなら現職がリモートワークって事ぐらい。
人と極力関わらなくて良いから楽で良い。

話が逸れた。

舜からの電話だ。

「久しぶりだな!純平!元気してるか?」

相変わらず明るくハキハキした声だ。

「元気…ではないかな。まぁ辛うじて生きてるよ」

対照的に元気のない俺 

「まぁ純平が元気ないのはいつも通りだな笑
 それはそうとさ、明日空いてる?」

「あぁ…空いてる。飲みとかか?」

(正直今月キツイんだけどなぁ…)

「良かった!突然で悪いんだけど、明日俺の家に来て欲しいんだよね!住所は送っとく、じゃあ頼むわ!」

「え、家?宅飲みとか?」

「まぁ来てからのお楽しみって事で!よろ!」

断る理由もないから行く事にした。
居酒屋で飲むより宅飲みの方が安くつきそうだしな。
(もしかしたら女の子用意してくれてるとか?)

淡い期待を込めてそのまま就寝した。





ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み