第1話 プロローグ

文字数 370文字

 常識を信じる意味はない。
 なぜなら、常識を信じて成功するなら、みんなが成功しているから。
 たとえば、
 過去は変えられない。
 これは世の中の常識であり、当たり前。過去を変えられることはできない。
 時々思い出す。
 今から四年前の出来事を。
 変えられるなら変えたい。
 しかし、それはできない。これは決定事項であり、変えることはできない。

「頑張れば成功する」「みんな平等」「みんなやっているんだからお前もやれ」…………。
 ならなんで頑張らないの? 勉強頑張った人はみんな成功しているの?
 みんな平等なら、なんで悲しむ人がいるの? 苦しむ人がいるの? みんな平等の喜びや苦しみを味わっているの?
 みんなやっているからお前もやれ……。
 だから、俺は常識が嫌いだ。

 だから、常識を疑って変えていきたい。

 だから、常識を疑うところから始めようじゃないか。
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