あなたとの線香花火
文字数 269文字
僕らが出会う月の夜
線香花火の林檎の跡に
導かれる火種の渇望は
火花として赤く広がっていった
星々の運命の中に
あなたと僕は燃え尽きていく
柔らかな大地の感触は
砂と石の粒
蘇るナイフの水面は
ただ穏やかに流れていくばかり
平穏の影にあった
絶え間ない叫びは
この法則の空に存在するのだろうか
去っていく足跡に
面影が残って
あなたが消えていく
ライターの火が
もう一度線香花火の
別れの季節には
テーブルの上の夏の終わりが
どこまでも続いて行く
疑いと嘘の影も
光となれば
ぼやけた輪郭に
救いの手を見た
残像が滲む
月の光の中に包まれて
今日も河原の石として
叫び続けるのは
必然かもしれない
線香花火の林檎の跡に
導かれる火種の渇望は
火花として赤く広がっていった
星々の運命の中に
あなたと僕は燃え尽きていく
柔らかな大地の感触は
砂と石の粒
蘇るナイフの水面は
ただ穏やかに流れていくばかり
平穏の影にあった
絶え間ない叫びは
この法則の空に存在するのだろうか
去っていく足跡に
面影が残って
あなたが消えていく
ライターの火が
もう一度線香花火の
別れの季節には
テーブルの上の夏の終わりが
どこまでも続いて行く
疑いと嘘の影も
光となれば
ぼやけた輪郭に
救いの手を見た
残像が滲む
月の光の中に包まれて
今日も河原の石として
叫び続けるのは
必然かもしれない