5.幸せの確認

文字数 473文字

本屋でオマケにうちわ型の栞を貰えた。
どの柄にするか聞かれて、娘が好きな星座の柄にした。
こんなときにも子供たちのことを考えてしまう自分は、とても幸福なんだと実感した。

仕事の本を探すため、わざわざ休みの日に地下鉄に乗って栄のジュンク堂まで来た。結局目当ての書籍はなく目的は達成できなかったが、子供たちの絵本を買ってそれぞれラッピングしてもらった。

娘が欲しいと言っていた絵本を見つけて、それがとてもキレイな色使いの素敵な絵本で、それを欲しいと言う娘が愛しくてたまらなくなった。

姪っ子の絵本を選んでいるときは、うちの子達はこれくらいの年齢のとき何を喜んで読んでいたかなと振り返り、あぁ、成長したな、と嬉しくて少し寂しくなった。

息子には、まだ小さかった頃の娘が図書館で借りて好きだった本を選んだ。娘ははたくさん図書館に連れて行ってあげてたのに、息子はほとんど連れて行ってないな、読み聞かせもあんまりしてあげてないな、と反省した。


私はいい母親かしら。
子供たちは幸せかしら。
少なくとも私は毎日幸せだ。
みんなありがとう。


そして自分には、仕事と関係ない本を買った。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み