会話文体練習　ｎｏ．　１１～ｎｏ．　２０

no. 1　ひな形「猫」

「お砂糖何個入れる？」
「二個」
「今日はこの後どこか行くの？」
「ペットショップで猫を見たいんだ」
「猫飼うんだ？」
「いや、わからない」




no. 11　空回りする若手

「お砂糖何個入れる？」
「いや、二個に決まってんだろ！二個二個～！」
「今日はこの後どこか行くの？」
「いや、急だなおい！猫猫～！俺はこの後ペットショップで猫見んだよ～！」
「猫飼うんだ？」
「いや、わかるか～！急ぐな急ぐな、結論を～！」




no. 12　風邪

「ぼざどうう゛ぁんごびれる？」
「え？」
「ぎょうばごのばどどごがびぐの？」
「え、え……？」
「ばがらぼざどうう゛ぁんご……」
「いや、わからない！」




no. 13　ファン

「お砂糖何個だお前ら～！」
「二個ぉぉぉぉぉ！」
「今日は～！この後～！どっか行くのか～！」
「猫ぉぉぉぉぉ！」
「猫飼うのか～！」
「わからなぁぁぁぁぁい！」




no. 14　お静かに

「……砂糖……」
「二……」
「……この後……」
「…猫…」
「……飼うの……？」
「……いや……」




no. 15　テレパシー

「(お砂糖何個入れる？)」
「(二個)」
「(今日はこの後どこか行くの？)」
「(ペットショップで猫を見たいんだ)」
「(猫飼うんだ？)」
「(いや、わからない)」




no. 16　ロボット

「オ砂糖ハ何個入レマスカ」
「二個」
「カシコマリマシタ。本日ノゴ予定ハ」
「ペットショップで猫を見たいんだ」
「猫ヲ飼ウノデスカ」
「いや、わからない」




no. 17　　罵倒

「砂糖は何個入れるんだい豚野郎！」
「に、二個、お願いいたします！」
「まさか今日はこの後どこかに行ったりしないだろうね、汚らしい薄馬鹿が！」
「ぺ、ペットショップで！猫をぉ！」
「豚が猫を飼おうっていうのかい！とんだお笑いぐさだよ！」
「ま、まだわかりませんんんん！」




no. 18　執事

「お砂糖何個入れる？」
「二個でお願いいたします」
「今日はこの後どこか行くの？」
「ペットショップで猫を見られるそうです」
「猫飼うんだ？」
「それは……ええ、ええ……承知しました。まだ、わからないとのことです」




no. 19　遠慮

「お砂糖何個入れる？」
「さ、三……い、いえ！二個で……」
「今日はこの後どこか行くの？」
「ぺ、ペットショップで犬……あ、いえ、ね、猫を見たいんです……」
「猫飼うんだ？」
「か、飼いたい……う、いや、その、わからないです……」




no. 20　会見

「砂糖は何個入れるのでしょうか？」
「えー、およそ二個、と、えー、考えております」
「今日はこの後どこかに行かれますか？」
「えー、いわゆるペットショップと呼ばれる場所で、えー、猫を中心とした、えー、動物ですね、を、見たいと考えております」
「猫を飼うおつもりなのでしょうか？」
「えー、現時点では、わかりかねますが、えー、なるべく速やかに検討をしていきたいと、えー、考えております」