あとがきにかえて

文字数 1,604文字

※以降の文章は、本編とは直接関係ありませんので、興味のない方は無視していただいて結構です。






この度、【小さな魔法使い】の物語を制作するにあたり、どうしても謝罪したいことがあり、この場を設けさせていただきました。
「そんなのどうでもいいわ」と思われることかもしれませんが、僕の中ではどうしても許せない出来事だったので記します。

【魔法の紙に願うなら】にも記載させていただきましたが、僕がNOVEL DAYSさんにお世話になって今月で1年が過ぎました。
10月2日の勝手に1年記念日を前に、総PV数を10.000の大台に乗せたいという目的で【魔法の紙に願うなら】を投稿させていただきました。
足を運んで下さった皆さんのお陰で、9月30日を迎えた時点で、当日には目標を達成できそうなペースでした。
その日の晩。僕は自分のNOVEL DAYSさん初投稿が10月2日ではなく、10月1日であったことに気がつきました。【いたずら】という最初に投稿させていただいた物語のことを、見落としていたのです。
勝手に焦りました。
記念日が1日前倒しされると設定した目標にギリギリ届かないのです。
1年記念とPV数10.000をどうしても揃えたかった僕は、悪巧みを思いつきました。

【いたずら】を消去し、記念日はあくまでも10月2日で通そう、と。

NOVEL DAYSのユーザーさんなら、このあとどうなるか、もうご存知かと思います。
【いたずら】を消去した結果、【いたずら】を読んで下さった方々のPV数(あしあと)、約"90"も一緒に消えてしまったのです。
今考えれば、当然のことですが、目標達成という目先の欲に囚われていた当時の僕には、そこまで考えることができていませんでした。それは深夜の出来事でしたが、驚きのあまりすっかり目は冴えてしまいました。
結果、10月1日の時点での目標達成には当然至らず、偽り記念日の2日でも目標には届きませんでした。もしも【いたずら】を消去していなければ、計算上は達成できていたようですが…今さら、何を言っても後の祭りです。
全ては、僕の勘違いと、作品を消去してでも記念日を偽ろうとした悪意、そして記念日を記念数で迎えたいという欲のせいでした。まさに自業自得。
僕以外、誰の気にもとまらないことだとわかっています。それでも、自分で生み出した作品と、読んで下さった方の足跡を消してしまったことが許せない。
そんな怒りと償いの思いで作り上げたのが、今回の【小さな魔法使い】でした。
消去してしまった【いたずら】をベースに残しつつ、そこに【魔法の紙に願うなら】の世界観と【ユメの魔法のかけ直し】の登場人物を重ねた物語。消してしまった【いたずら】への償いとして、この物語は出来上がりました。

僕はプロの作家ではありません。物語を考えるのは大好きですが、それはまだ趣味の範囲から出ていません。それでも、例え誰の目にも触れなくても、自分で生み出した物語は子どものようなものですから、大事にしたいと思っています。思っていたはずでした。それなのに……

勝手に猛省し、勝手にアレンジを加え、勝手に甦らせた物語。それが今回の【小さな魔法使い】でした。
【いたずら】はハロウィンのいたずらをテーマにした物語でしたから、PV数が急に減ったとき、「え?!なにコレ?!魔法(いたずら)?!」と、一瞬本気で思いました。消去された物語からのお叱りだったのかもしれません。本当にごめんなさい。

これからは、もっと自分の作品を大切にしようと思いました。この場をお借りして、ただそれが言いたかったのでした。
これまで作品を読んで下さった方々、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。

あとがきにかえて。


…余談ですが、【小さな魔法使い】の作中に関西弁を話す人物を登場させています。関西弁に不馴れな人間が書いた関西弁ですので、間違っている箇所も多々あると思いますが、多めに見ていただければ幸いです。

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