33分33秒

文字数 652文字

さ・て・と、休憩で思い出したんけどよ。
33分33秒の法則ってのがあるんよ。

33分33秒？

人間の集中力のサイクルを効率よくする時間管理術とでも言おうか。

何か、もう既に良さそう！　それでそれで？

キッチンタイマーでも、携帯電話のアラームとかで良いから
33分33秒に設定して、時間が来たら10分休憩。それを繰り返すんだ。

何かいまいちピンと来ないわね。

この法則の仕掛けはココからだよ。

ルールがあって、時間中はどんな理由があろうとも席を離れたり、

勿論、目的以外の事はしない。
そして33分33秒経ったら例え途中でも、必ず席から離れて休憩をするんだ。

せっかく一度集中したのに中断しちゃうの？

そう。
で、だ。

一度断ち切ることで、休憩した後もその中断した事の続きをしたい！
という気持ちにさせてくれるんだよ。

なるほど～！

実はコレ、人は未達成な事柄の続きが気になる

「ツァイガルニク効果」という心理を応用しているんだ。

確かにそうかも！　無料版で少し見れて、続きは有料で……とか！

うん！　いい例えだ。
仕事は勿論、学生の勉強法には打って付けだと思うぜ。
騙されたと思って、一度やってみる価値はあると思う。

ホント、博識よね。

――いや、漫画知識の受け売りだ。
それ以上でも、それ以下でもない。

策也くん。
現代社会には情報・知識が溢れかえっているわ。
ただ、どんなに知識を得ても、

知識を「知恵」へ昇華できるのが人間なんじゃないかしら？

なん・・・だと・・・？
（それって俺に割り当てられるセリフだろうよ？）

策也くん。何か？

い、いえ、何でもありません……。

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