登場人物紹介

文字数 1,489文字

“主役級”の登場人物の紹介
小川神一(おがわ しんいち)

主人公。高校2年制17歳。表の世界の住人

中流階級の一般家庭という“ぬるま湯”の環境で育った

「将来何をすればよいかわからないことで悩む」

という“普通”を絵に描いたような高校生。


何事も三日坊主で終わるくせに「超能力とかスゴイ才能を持っているはず」

と中二病をこじらせた痛い面もある。ちょっとアホ。成績も下から数えたほうが早い。

喧嘩は弱いくせにいじめられっ子を助けようとする正義感はある。

人を差別しない。誰とも平等に接する。

楽天的で後先考えず行動するから痛い目に合うことも多い。

二階堂あゆみ(にかいどう あゆみ)

6億円の「二階堂御殿」に住む、超お嬢様。表の世界の住人。

小川神一とは幼馴染み。神一を勝手にフィアンセと呼び、毎朝

高級リムジンに神一を無理やり乗せて登校している。


子供の頃から欲しいものはなんでも与えられ、両親に溺愛され、幸せな毎日を送る。

かなり天然な性格。マイペースでのほほんとしている。

超お金持ちの誰もがうらやむ甘い環境で育ったため、「嫌われたらどうしよう」といったブレーキになる心理は持ち合わせていない。

なのでクラスメイトの女子に妬まれて陰口をささやかれても、まったく気にしない。


他人を常に肯定し、物事は前向きに捉える。貧乳であることも気にしてない(本当はちょっと気にしている)。


小川神一のことが大好き。


小川神一(おがわ しんいち)

裏の世界の住人。表と同じく一般家庭に育つ。

しかし、表の神一とはすこし性格が違う。ややクールだ。


中学時代、児童養護施設から学校に通い、貧乏で不遇な環境ながらもたくましく生き抜いている「二階堂あゆみ」を見て、自分はこのままではいけない、と反省し努力を積み重ねる大切さを知り実行している。


「何事も面白さや本質が分かるまでやってみる」というポリシーを持つようになり、ギターは曲を演奏できるようになるまで練習し、ラノベも「つたない出来」でも良いから、まずは完成させることを重視して趣味の範囲で執筆している。勉強も上位クラスにいる。


反面、物事を損得で考えるようになる。火の粉が降りかかりそうになれば、事前に回避する処世術を身につける。いじめられっ子を見ても、見て見ぬふりをする。

ブスにも話しかけたりしない。得することがないからだ。



二階堂あゆみ(にかいどう あゆみ)

裏の世界の住人。表の二階堂あゆみとは違って巨乳。


勝ち気で口が悪く喧嘩っ早い。大人を拒絶している。

心を開いているのは、生き別れている妹だけ。

妹からの手紙だけが心の拠り所だ。


幼少のころから両親に激しい虐待を受ける。その後遺症で片腕は思うように曲がらない。

中学生の頃から母の再婚相手である義理の父親に性虐待を受ける。


家出を繰り返し、幾度となく補導され、児童養護施設から中学に通う。このころから、同級生に「妹を汚されたくなければ援デリで稼いでこい」と援デリを強要される。


援デリがヤクザにバレ、今ではみかじめ料として稼ぎの8割をむしり取られている。

打ち子(出会い系サイトで女を演じる男)だった売春を斡旋していた男は、ヤクザに両手の親指をゴキブリ退治のマイナス80度スプレーで冷却され、ハンマーで叩き割られた。

二階堂あゆみは、“商品”としてヤクザの元で管理されている。


高校には進学せず、一人で超ボロボロの犬小屋のような平屋でその日暮らしをしている。

妹の進学の費用をこっそり貯めている。二階堂あゆみにとって、唯一の肉親とよべる妹を大学まで進学させてあげることが希望だ。すべては金だ。金があれば…


しかし、その夢すらかなわなくなるような事件が起きる。

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