誤った大掃除5〜向き合ってこそ捨てられる
文字数 1,554文字
なるほど…これが
序で掃除で片付く家
なんだねコバちゃん?
ってか何も言ってないのに
どうして小林の言わんとしていることがわかった?!
それを言ったらサクラも
序で掃除で片付く家
としか言ってないヨ?
そうジロジロと周りを見まわされちゃあ……
目で言っているようなもんだイ!
・・・それ
矛盾してない?
掃除って
余計なものがあるからできるんじゃない?
イヤイヤイヤイヤ!
だってさーコバちゃん
これだけ何もないと
サクラ何を片付けていいのか解んな〜い♪
(ってかゴミ箱どこよ)
なに?
断捨離でもしてるの?
サクラにダンシャレっての?
あ!
小林聞いたことあるぞ断捨離!
年末になるとチューバーがやるヤツ!
ウィキで断捨離の
概念みてみたけど
小林のはそれじゃないな…
ミニマリストとも違う…
ミニマリストはよく解んないけど
何がチガウの?
ダンシャレ失敗したから
他のやり方チャレンジしたいッ!
う〜〜〜ん
さっきも言ったろ
サクラん家の散らかり具合は序で掃除じゃどうにもなんねえって
断捨離必須だな
・・・断捨離はよく知らねえけど
序で掃除は断捨離しやすくする
かもしれん
・・・まず
サクラが片付けできないのは
モノとの向き合いが足りねえんじゃねえかって思うんだ
使うにしても
片づけるにしても
捨てるにしても
そのモノを知らないと出来ねえだろ?
例えばさ
久しくやっていない倉庫整理をしたときなんか
「あ…こんなの持ってたんだ〜」
って思う事ないか?
ヒトって……
目に入らないものは
日々の生活の上書きでドンドン忘れていくもんだ
部屋にモノが散乱していると
そうなりやすいんじゃねえか?
おおぉ…そういう思考になるのか
散らかり過ぎて個々のモノが識別できなくなると
集合体(ひとつの散らかったモノ)として認識する
んー
なんつうの?
スギの木が一本あれば
「スギがある」
って言うけど
周りに桜とかケヤキとか竹とか草とかゴチャゴチャと生えてたら
林や森に見える感じだ
自分家に居る時はゴミの中にいる感じしたけど
コバちゃんの部屋に居ると自分がゴミに感じられるよ!
みたいな?
小林のついで掃除は
序でに出来る事をイチイチ考えるもんだ
メインの作業を完了するまでの間に
何処を通り何を使うかを考える
実際に面倒だぞ
特に慣れないうちとか
散らかっている状態だと
考えてから行動に移すまでの時間が増える
でも…
その時間は
モノを見て考える時間であり
習慣化すればついで掃除用の回路ができてくる
慣れていくと
「コレ使ってねえなー」とか
「向こうに置いておいていいんじゃねえかなー」とか
「ついで掃除のたんびに視界に入ってうっとうしいなあ」とか
感じる頻度が上がってく
サクラおめえ
ほんと人の話し聞かねえな
断捨離必須って言ったろ!
サクラの場合
ゴミ溜めのような部屋を片付けるのは
一極集中型の掃除であって
ついで掃除はそれに繋げるためのステップだ
__ではない
大掃除よりも
やる事をしぼった掃除だ
小林には出来ないけど
サクラなら出来る
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