第1話
文字数 3,862文字
俺がかつて思い描いた理想の大学生活とはどのようなものだっただろうか。今となってはよく思い出せが、少なくとも現在のようなつまらない生活を送りたいとは考えていなかったはずだ。
俺、大野慶(けい)悟(ご)はかつての理想と目の前の現実を見比べながら、駅から大学までの道を歩く。もう十月だというのに猛暑が続いており、ぼさぼさの髪が鬱陶しい。
普通の大学生はサークルやバイトに明け暮れる、忙しくも充実した生活を送るのだろう。
ところが大学生であるはずの俺はサークルに入らず、バイトもろくにしないカスみたいな生活を送っている。ちなみに昨日もゲームしてシコって寝るだけの一日を過ごした。
「はあ、何でこうなったんだろう」
何故こうなったのか思い返していると、不意にどこからか笑い声が聞こえてくる。声がした方を見やると大学生っぽい男女四人組が楽しそうに談笑している。
「うるさいな…。リア充爆死しろ」
ああいうリア充大学生を見ると羨ましくこっちが爆発しそうになる。俺も入学前は彼女とワイワイ喋りながら通学するつもりだったのに。現実は画面の中の美少女キャラに話しかけるだけの毎日だ。
俺がつまらない大学生活を送ることになった原因は興味のあることが少ないせいだ。
興味のあることがなかなか見つからないから、何もやる気が起きないのである。
俺は本当に好きなことなら、のめり込むことができる。実際に以前は熱中していたこともあった。だから凄く好きなことが見つかればそれに打ち込めるだろう。
しかしそんなものは簡単に見つからない。どのサークルも、どのバイトもあまり興味をそそられないのだ。ひょっとすると俺はもう、何かに熱中することはできないのかもしれない。
以上の原因のせいで俺はつまらない大学生活を送っている。きっとこれからも同じような生活を送るのだろう。
「……でもやっぱり変わりたいなあ」
俺はそう言って深いため息をつく。
その後もぐちぐちと悩み続け、気がつけば大学の近くまで来ていた。
「よう、大野!」
自分の名前を呼ばれて振り返ると、そこには見覚えのある人物がいた。
「ああ、河田か」
「なんだテンション低いな。嫌なことでもあったか?」
「ああ、たった今無駄にテンション高い奴に朝から絡まれるっていう嫌なことがあった」
テンションの高い河田に対して俺は面倒くさそうに喋る。
「逆になんでお前はそんなにテンション高いの?もしかしてもう新しい彼女できた?」
確か河田は先週、彼女と別れたばかりのはずだ。
「その通り!いやー、モテまくりで困りますわ~」
「うざ」
こいつは俺の友達の河田相馬(そうま)。髪は派手な金色だが、顔立ちはしっかり整っている。河田とは高校生の時からの付き合いで、見ての通り女たらしの遊び人だ。ダメ人間同士、気が合うのか現在もこうしてつるんでいる。
「でもそれが理由じゃないんだけどな。本当の理由を知りたい?」
「いや全く」
「よし、そこまで言うなら教えてあげよう!」
「何も言ってねぇよ!」
まったく河田は人の話を聞かないやつだ。
「あ、そう言えば今日の授業ってなんだっけ」
俺は河田しか友達がいないから、なるべくこいつと同じ授業を取るようにしている。ひとりだと何かと不便だからな。別にひとりが寂しいわけじゃないんだからね!
「えっと、日本文学と体育の授業だね。体育はお前の好きなバスケ」
「げ、バスケか…。そう言えばお前に無理やり取らされたんだっけ」
河田が、バスケ漫画読んだらやりたくなったーとか言って、強引に授業を取らされたのだ。嫌すぎて記憶から抹消していた。
「まあ、いいじゃん。大野はバスケ好きだろ?」
河田に真っ直ぐ見つめられ、俺はつい目を逸らしてしまう。
「……だから好きじゃねえよ」
俺は吐き捨てるように呟く。
バスケなんて嫌いだ。どうせいくら頑張っても才能がなければ報われることはない。夢を叶えることはできないのだ。叶わない夢を追いかけて苦しみ続けるくらいなら、夢なんてないほうがマシだ。
午前中の授業が終わり昼休憩の時間になった。俺と河田は空き教室で昼飯を食べている。
「だからさ、オタクに優しいギャルは存在しないんだよ」
俺たちはタブレット端末でアニメを見ながら語り合う。今視聴しているアニメにはオタクの主人公に優しいギャルが登場する。それがきっかけで議論を戦わせているわけだ。
「いや、探せばいるだろ。少なくともイケメンの俺に優しいギャルは存在するし」
「それは普通にいるだろうよ。俺が言いたいのは、俺みたいな暗いオタクにも平等に優しく接してくれるギャルはいないということだ」
そう、俺みたいな背が低く、ちょいブスなオタクでも受け入れてくれるギャルなどいないのだ。
「どんな人にも平等に優しいギャルくらい実在するよ。そう簡単に諦めるな」
「いや、いないね。俺は十九年間生きてきたが、一度たりともオタクに優しいギャルに遭遇したことがない。一度たりともだ。これから先も会えるとは到底思えないな」
俺は自虐的な笑みを浮かべる。
「……お前冷めてるな。昔はそんなんじゃなかったのに。オタクに優しいギャルもサンタさんも信じてたのにな」
「いつの話をしてるんだよ」
「高校生の頃」
「さすがにサンタは小学生の頃にはいないと思ってたよ……。もう大学生なんだから、いつまでも夢見る少年じゃいられないのさ」
そう、人はいつまでも夢を見ていることはできない。いつかは大人になって現実と向き合わないといけない時が来るのだ。
夢と言えば、今視聴しているこのアニメも夢に関する作品だったな。メインキャラの高校生四人がそれぞれの夢や目標に向かって頑張る青春ストーリーだ。
「……昔はこういう作品好きだったけど、見るの辛くなっちゃったな」
「どうして?」
つい漏らした独り言を河田に聞き取られてドキッとする。
「ど、どうしてって…。別に何でもいいだろ」
うまい言い訳が思いつかず、俺は黙り込んでしまう。
河田はしばらく俺の横顔を見ながら、何か考えているようだった。そして河田は顔を前に向けると、口を開いた。
「俺さ、実はバレーボールサークルに入ったんだ」
河田の突拍子のない発言に俺は困惑する。
「そ、そうなんだ。でもバレーボール嫌いだったよな?」
河田は高校生の時、バレーボール部に所属していたが、厳しい指導に嫌気がさして退部した。その時からバレーは嫌いだと公言していたはずだが。
「うん、嫌いだった。でも正確に言うと嫌いだったのはあの部でするバレーだったんだよ。今のサークルでするバレーは楽しい」
河田は爽やかな笑顔でそう言う。
「今は小さな大会だけど、それに向けて頑張ってる。伸び伸びとできるサークルで、気の合う仲間と楽しくバレーをしてるよ。だから毎日が凄く充実しているんだ」
河田は俺を見つめながら諭すように話しかけてくる。だから今朝もテンション高かったのか。
「へえ、それは楽しそうで良かったな。で、何が言いたいの?」
俺は意図せず冷たい口調で言い返してしまう。何故かわからないが、河田の発言が気に食わなかった。
河田は組んでいた足をほどいてこちらに向き直る。
「いい加減、何もせずフラフラ生きるのやめろよ。お前も何かに打ち込め、その方が人生楽しいから」
「……夢とかやりたいことないし、このままでいいよ」
確かに人生は楽しくないが何か始めようという気にはならない。どうせ始めたところでうまくいかないだろうし。
「夢とかそういう大層な目標は持たなくていいから、せめて小さい目標を持って生きろ。じゃないと本当にダメになるぞ」
「だから夢とか目標とかいらないよ。どうせ、やる気も才能もないんだから何やっても成功しない。だったら、最初から挑戦しない方がいいだろ」
「じゃあ、お前どうするんだよ。ずっとそうやって何の目標を持たずに生き続けるつもりか」
河田は真剣な顔で問い詰める。しつこい河田の追求に俺は怒りを抑えられなくなる。
「ああ、そうだよ!俺はこのままテキトーに大学生やって、テキトーにどっか就職して、テキトーに生きてくよ。だからもうほっといてくれ!」
俺は声を荒げて一気にまくし立てる。それに対して河田は悲しそうな顔をする。
「そっか……。悪かった、もう言わないよ。ただ俺はつまらなそうに毎日を過ごしている大野が辛そうに見えたんだ」
河田は申し訳なさそうに謝罪する。河田はただ純粋に俺を心配しているだけだった。
「……ごめん、俺も言い過ぎた。さっきはああ言ったけど、俺も変わる必要があると思ってる。でも……」
でも俺は嫌だ。また惨めな想いをするのが。失敗して自分が無能であることを突き付けられたくない。
だから俺は前に進めずにいる。バスケをやめた時から、次の一歩を踏み出せないまま立ち止まっている。
そのまま少しの間、沈黙が続いた。俺が次の言葉を言う前に、河田は腰を上げる。
「先に行くわ。さっきやりたいことがないって言ってたけど、本当はあるだろ?俺みたいにもう一度始めてみろよ。案外うまくいくかもしれないぞ」
「そうかな……。俺はまた同じ結果になる気がする」
「まあ、とりあえずやってみろ。せっかく俺がリベンジの機会を作ってやったんだから」
河田はニコっと笑うとその場を離れる。
もしかして、河田は俺のためにバスケの授業を取らせたのだろうか。
「……まったく、余計なことしやがって。しょうがない、とりあえず頑張ってみるか」
相変わらず気が進まないが、友達が背中を押してくれたのだから、少しはその優しさに応えよう。
俺、大野慶(けい)悟(ご)はかつての理想と目の前の現実を見比べながら、駅から大学までの道を歩く。もう十月だというのに猛暑が続いており、ぼさぼさの髪が鬱陶しい。
普通の大学生はサークルやバイトに明け暮れる、忙しくも充実した生活を送るのだろう。
ところが大学生であるはずの俺はサークルに入らず、バイトもろくにしないカスみたいな生活を送っている。ちなみに昨日もゲームしてシコって寝るだけの一日を過ごした。
「はあ、何でこうなったんだろう」
何故こうなったのか思い返していると、不意にどこからか笑い声が聞こえてくる。声がした方を見やると大学生っぽい男女四人組が楽しそうに談笑している。
「うるさいな…。リア充爆死しろ」
ああいうリア充大学生を見ると羨ましくこっちが爆発しそうになる。俺も入学前は彼女とワイワイ喋りながら通学するつもりだったのに。現実は画面の中の美少女キャラに話しかけるだけの毎日だ。
俺がつまらない大学生活を送ることになった原因は興味のあることが少ないせいだ。
興味のあることがなかなか見つからないから、何もやる気が起きないのである。
俺は本当に好きなことなら、のめり込むことができる。実際に以前は熱中していたこともあった。だから凄く好きなことが見つかればそれに打ち込めるだろう。
しかしそんなものは簡単に見つからない。どのサークルも、どのバイトもあまり興味をそそられないのだ。ひょっとすると俺はもう、何かに熱中することはできないのかもしれない。
以上の原因のせいで俺はつまらない大学生活を送っている。きっとこれからも同じような生活を送るのだろう。
「……でもやっぱり変わりたいなあ」
俺はそう言って深いため息をつく。
その後もぐちぐちと悩み続け、気がつけば大学の近くまで来ていた。
「よう、大野!」
自分の名前を呼ばれて振り返ると、そこには見覚えのある人物がいた。
「ああ、河田か」
「なんだテンション低いな。嫌なことでもあったか?」
「ああ、たった今無駄にテンション高い奴に朝から絡まれるっていう嫌なことがあった」
テンションの高い河田に対して俺は面倒くさそうに喋る。
「逆になんでお前はそんなにテンション高いの?もしかしてもう新しい彼女できた?」
確か河田は先週、彼女と別れたばかりのはずだ。
「その通り!いやー、モテまくりで困りますわ~」
「うざ」
こいつは俺の友達の河田相馬(そうま)。髪は派手な金色だが、顔立ちはしっかり整っている。河田とは高校生の時からの付き合いで、見ての通り女たらしの遊び人だ。ダメ人間同士、気が合うのか現在もこうしてつるんでいる。
「でもそれが理由じゃないんだけどな。本当の理由を知りたい?」
「いや全く」
「よし、そこまで言うなら教えてあげよう!」
「何も言ってねぇよ!」
まったく河田は人の話を聞かないやつだ。
「あ、そう言えば今日の授業ってなんだっけ」
俺は河田しか友達がいないから、なるべくこいつと同じ授業を取るようにしている。ひとりだと何かと不便だからな。別にひとりが寂しいわけじゃないんだからね!
「えっと、日本文学と体育の授業だね。体育はお前の好きなバスケ」
「げ、バスケか…。そう言えばお前に無理やり取らされたんだっけ」
河田が、バスケ漫画読んだらやりたくなったーとか言って、強引に授業を取らされたのだ。嫌すぎて記憶から抹消していた。
「まあ、いいじゃん。大野はバスケ好きだろ?」
河田に真っ直ぐ見つめられ、俺はつい目を逸らしてしまう。
「……だから好きじゃねえよ」
俺は吐き捨てるように呟く。
バスケなんて嫌いだ。どうせいくら頑張っても才能がなければ報われることはない。夢を叶えることはできないのだ。叶わない夢を追いかけて苦しみ続けるくらいなら、夢なんてないほうがマシだ。
午前中の授業が終わり昼休憩の時間になった。俺と河田は空き教室で昼飯を食べている。
「だからさ、オタクに優しいギャルは存在しないんだよ」
俺たちはタブレット端末でアニメを見ながら語り合う。今視聴しているアニメにはオタクの主人公に優しいギャルが登場する。それがきっかけで議論を戦わせているわけだ。
「いや、探せばいるだろ。少なくともイケメンの俺に優しいギャルは存在するし」
「それは普通にいるだろうよ。俺が言いたいのは、俺みたいな暗いオタクにも平等に優しく接してくれるギャルはいないということだ」
そう、俺みたいな背が低く、ちょいブスなオタクでも受け入れてくれるギャルなどいないのだ。
「どんな人にも平等に優しいギャルくらい実在するよ。そう簡単に諦めるな」
「いや、いないね。俺は十九年間生きてきたが、一度たりともオタクに優しいギャルに遭遇したことがない。一度たりともだ。これから先も会えるとは到底思えないな」
俺は自虐的な笑みを浮かべる。
「……お前冷めてるな。昔はそんなんじゃなかったのに。オタクに優しいギャルもサンタさんも信じてたのにな」
「いつの話をしてるんだよ」
「高校生の頃」
「さすがにサンタは小学生の頃にはいないと思ってたよ……。もう大学生なんだから、いつまでも夢見る少年じゃいられないのさ」
そう、人はいつまでも夢を見ていることはできない。いつかは大人になって現実と向き合わないといけない時が来るのだ。
夢と言えば、今視聴しているこのアニメも夢に関する作品だったな。メインキャラの高校生四人がそれぞれの夢や目標に向かって頑張る青春ストーリーだ。
「……昔はこういう作品好きだったけど、見るの辛くなっちゃったな」
「どうして?」
つい漏らした独り言を河田に聞き取られてドキッとする。
「ど、どうしてって…。別に何でもいいだろ」
うまい言い訳が思いつかず、俺は黙り込んでしまう。
河田はしばらく俺の横顔を見ながら、何か考えているようだった。そして河田は顔を前に向けると、口を開いた。
「俺さ、実はバレーボールサークルに入ったんだ」
河田の突拍子のない発言に俺は困惑する。
「そ、そうなんだ。でもバレーボール嫌いだったよな?」
河田は高校生の時、バレーボール部に所属していたが、厳しい指導に嫌気がさして退部した。その時からバレーは嫌いだと公言していたはずだが。
「うん、嫌いだった。でも正確に言うと嫌いだったのはあの部でするバレーだったんだよ。今のサークルでするバレーは楽しい」
河田は爽やかな笑顔でそう言う。
「今は小さな大会だけど、それに向けて頑張ってる。伸び伸びとできるサークルで、気の合う仲間と楽しくバレーをしてるよ。だから毎日が凄く充実しているんだ」
河田は俺を見つめながら諭すように話しかけてくる。だから今朝もテンション高かったのか。
「へえ、それは楽しそうで良かったな。で、何が言いたいの?」
俺は意図せず冷たい口調で言い返してしまう。何故かわからないが、河田の発言が気に食わなかった。
河田は組んでいた足をほどいてこちらに向き直る。
「いい加減、何もせずフラフラ生きるのやめろよ。お前も何かに打ち込め、その方が人生楽しいから」
「……夢とかやりたいことないし、このままでいいよ」
確かに人生は楽しくないが何か始めようという気にはならない。どうせ始めたところでうまくいかないだろうし。
「夢とかそういう大層な目標は持たなくていいから、せめて小さい目標を持って生きろ。じゃないと本当にダメになるぞ」
「だから夢とか目標とかいらないよ。どうせ、やる気も才能もないんだから何やっても成功しない。だったら、最初から挑戦しない方がいいだろ」
「じゃあ、お前どうするんだよ。ずっとそうやって何の目標を持たずに生き続けるつもりか」
河田は真剣な顔で問い詰める。しつこい河田の追求に俺は怒りを抑えられなくなる。
「ああ、そうだよ!俺はこのままテキトーに大学生やって、テキトーにどっか就職して、テキトーに生きてくよ。だからもうほっといてくれ!」
俺は声を荒げて一気にまくし立てる。それに対して河田は悲しそうな顔をする。
「そっか……。悪かった、もう言わないよ。ただ俺はつまらなそうに毎日を過ごしている大野が辛そうに見えたんだ」
河田は申し訳なさそうに謝罪する。河田はただ純粋に俺を心配しているだけだった。
「……ごめん、俺も言い過ぎた。さっきはああ言ったけど、俺も変わる必要があると思ってる。でも……」
でも俺は嫌だ。また惨めな想いをするのが。失敗して自分が無能であることを突き付けられたくない。
だから俺は前に進めずにいる。バスケをやめた時から、次の一歩を踏み出せないまま立ち止まっている。
そのまま少しの間、沈黙が続いた。俺が次の言葉を言う前に、河田は腰を上げる。
「先に行くわ。さっきやりたいことがないって言ってたけど、本当はあるだろ?俺みたいにもう一度始めてみろよ。案外うまくいくかもしれないぞ」
「そうかな……。俺はまた同じ結果になる気がする」
「まあ、とりあえずやってみろ。せっかく俺がリベンジの機会を作ってやったんだから」
河田はニコっと笑うとその場を離れる。
もしかして、河田は俺のためにバスケの授業を取らせたのだろうか。
「……まったく、余計なことしやがって。しょうがない、とりあえず頑張ってみるか」
相変わらず気が進まないが、友達が背中を押してくれたのだから、少しはその優しさに応えよう。