【エピローグ】

文字数 287文字


祖母が祖父のことを怒っているのを見て感じていたことがある。

それは、怒りとエロスの(はざま)には愛があったということ。


そして、尊敬も共存していた。


次に、私が怒りながらも恋をするのは誰なんだろう。

この先の人生も、祖父のように官能的で祖母のように愛情深く生きていきたい。


私と共にエロさを楽しんでくれるパートナーを探さなきゃ。

そして、祖父母のように生涯をかけて愛し合うんだ。


空の上で、再び2人に会ったら報告しよう。

おじいちゃんとおばあちゃんの孫で良かった。地球で愛し愛される喜びを存分に感じてから天国に戻って来たよ。



「おじいちゃんとおばあちゃんの孫で良かった。」

ーーー そう伝えよう。




〈了〉
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