【斜にかまえない部屋】

文字数 4,446文字

ここは「斜にかまえずに」「超素直な目で」感想を言い合う場所……

一般ユーザーの方は【談話室】でコメントしてね!

【レビ記22:24〜29】

22:22男が人妻と寝ているところを見つけられたならば、女と寝た男もその女も共に殺して、イスラエルの中から悪を取り除かねばならない。22:23ある男と婚約している処女の娘がいて、別の男が町で彼女と出会い、床を共にしたならば、22:24その二人を町の門に引き出し、石で打ち殺さねばならない。その娘は町の中で助けを求めず、男は隣人の妻を辱めたからである。あなたはこうして、あなたの中から悪を取り除かねばならない。22:25もしある男が別の男と婚約している娘と野で出会い、これを力ずくで犯し共に寝た場合は、共に寝た男だけを殺さねばならない。22:26その娘には何もしてはならない。娘には死刑に当たる罪はない。これは、ある人がその隣人を襲い、殺害した場合と同じような事件である。22:27男が野で彼女に出会い、婚約している娘は助けを求めたが、助ける者がいなかったからである。22:28ある男がまだ婚約していない処女の娘に出会い、これを捕らえ、共に寝たところを見つけられたならば、22:29共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない。


*分かりやすくするために引用はテキストを「 」にコピペでお願いします〜

yomogi

「22:25もしある男が別の男と婚約している娘と野で出会い、これを力ずくで犯し共に寝た場合は、共に寝た男だけを殺さねばならない。22:26その娘には何もしてはならない。娘には死刑に当たる罪はない。これは、ある人がその隣人を襲い、殺害した場合と同じような事件である。22:27男が野で彼女に出会い、婚約している娘は助けを求めたが、助ける者がいなかったからである。」

一人で人気のないところに行くのが悪いよな!
素直な目で見てもぶっとんでいる箇所だけど……さあ、皆さん「斜にかまえずに」読んでみましょう!

22:28ある男がまだ婚約していない処女の娘に出会い、これを捕らえ、共に寝たところを見つけられたならば、22:29共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない。


意外と簡単に結婚相手が見つかる…?
やっぱり相手の気持ちに寄り添わないと
離縁せずに一生かけて償わないといけないんやで^^
浮気性って治らないと思うから殺すしかないってのは同意
22-24節は、どう好意的にみようとしても、支持できないな。25-29節は、考慮の余地があるかもな。
(女性も被害にはあってるけど)男性中心の規定としてはこれで、女性中心の規定が別で語られる可能性も感じる
やはり性欲は大罪なんじゃないかな。
男尊女卑がくっそ激しいのかと思ったら意外と男に対する罰も厳しいのよね

大抵殺されるし

明確にレイプである場合(場所が街ではなく野であることが判断材料となっているが)、加害者は死罪だけど、被害者は罪に問われないとしているのは、真っ当。

@kenchan-kenchan

「22-24節は、どう好意的にみようとしても、支持できないな。25-29節は、考慮の余地があるかもな。」


それて罪に対して罰が妥当かどうかってこと?

たった6節の箇所だけど、「法」を都合よく解釈しようとする人間と、それを防ぐことの難しさをめちゃくちゃ考えさせてくるところですね。
そこは今も昔も変わらないんやなぁって
「22:26その娘には何もしてはならない。娘には死刑に当たる罪はない。これは、ある人がその隣人を襲い、殺害した場合と同じような事件である。」

隣人が殺される場面って街中で起こるんじゃないかと思うんだけど、それと同じなのか

22:29「共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない」


好きでもない男に襲われた女性の場合は災難だけど、逆に考えると両親から絶対に認めてもらえないカップルがくっつく最後の手段が残されているとも考えられる……か?

法で罰したり救ったりしようとするのと、それを悪用して利益を得ようとする人のいたちごっこ
父親に支払われた銀50シェケル、結局手元に戻ってくるから悪い流れではないな
22:26その娘には何もしてはならない。娘には死刑に当たる罪はない。これは、ある人がその隣人を襲い、殺害した場合と同じような事件である。22:27男が野で彼女に出会い、婚約している娘は助けを求めたが、助ける者がいなかったからである。


ここでレイプが、殺人と同罪としているのは、面白い視点。なぜ、男性の女性に対する強姦が、殺人と「同じような事件」なのだろうか。婚約している男性との関係が強調されるのなら、男性の所有物である女性を<壊した>器物損害罪か何かになる(非人道的)可能性もあるが、ここでは婚姻している女性の強姦を殺人と同一視している。ここをもう少し深めれば、女性のことを考慮に入れた法として解釈できる余地もある・・か?(不安

時代の制約がある中で、一応この規定をまとめた人は、何が「罰するべき場合」で何が「罰しないべき場合」かを具体的に考えていたんだよなぁ……
女性が人ではなく物としてってのは結構微妙だと思ってて、人に男性と女性が含まれるのではなく、単に(人という概念が希薄で)「男性のあるべき姿」「女性のあるべき姿」が規定されていると思えば、当時としては結構まっとうな解釈なように思えてきた
多くの人が分かりやすいような法じゃないとそもそも運用できなかったんだろうねぇ
誰のための律法なのかがわからないですね。女性の権利や名誉を守るっていう観点は(おそらく)欠如しているのかな。

たとえこの律法がイスラエルの秩序を保つためだったとしたら、その守られるべき秩序の中には女性の利害は組み込まれてないですね…

>nakaji それて罪に対して罰が妥当かどうかってこと?


罰もひどいけど、そもそも、本当に罪なのかってことかな。現代の観点から見てってことだけど。罪の規定も、罰の規定も両方、支持できんなあって。

人妻になるの、めっちゃ覚悟いるな…
現代的な視点を持ってる人から見ても、「男性が女性に」「男性が男性に」「女性が女性に」襲われたケースがスルーされている点はあまり突っ込まれないところを見ると、問題は「○○なケースが想定されていない」ことより、あらゆる規定を自分に都合よく解釈しようとする人間の姿勢にあるのかもしれない……
これが良しだと判断されてと思って聖書に残ってるんだなあ
まぁ、正直この時代は個人の権利よりもいかに国や都市といった共同体を維持するか、に主眼が置かれているだろうからね

今より遥かに人は生き辛いし死に安い、その上生きていく上での娯楽も少ない

そんな時代に個人の権利を主眼においた法じゃ、共同体自体が維持できなかったんだと思う

「22:22男が人妻と寝ているところを見つけられたならば、女と寝た男もその女も共に殺して、イスラエルの中から悪を取り除かねばならない。」


両者の合意の上だと仮定すると、両者の合意の上での既婚者同士の性行為が刑事罰に問われるってことになるんですかね?

「寝た」「床を共にする」「辱める」「犯す」「共に寝る」って結構表現が多様で、そこを抜きにしては語れないと思うんだけど、文脈的にはあまり表現に意味はないんだよなあ
「両者の合意の上だと仮定すると、両者の合意の上での既婚者同士の性行為が刑事罰に問われるってことになるんですかね?」


そういや既婚男性であるかどうかってとこに一切触れられてないね

家や一族が尊重される時代だと、子供の親が誰かを特定し難いってのもあったんじゃないかな

厳しくしておかないと誰の子供か分からない人が一族の後継者になるって言う

22:28ある男がまだ婚約していない処女の娘に出会い、これを捕らえ、共に寝たところを見つけられたならば、22:29共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない。


婚約していない女性は、強姦によって、一生結婚できなくなることになるから、その責任を強姦した人に帰するということだろう。結婚の生活保障としての機能が、基本的な前提とされていそう(特に女性にとって)。

@nakaji

確かに男性側が既婚であるかどうかは言及されてないですね…

男性側は既婚であるか否かを問わないとすれば、男女で非対称的な律法ですね(いまさらですが)

性行為1つの恐ろしさがよく分かる法
「22:29共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない。」


相手の男次第では娘の家族めちゃくちゃ喜んだりするのが目に浮かぶな…

腐ったミカンの話もあるし、やっぱり悪をどう取り除くかってのも大事ではある
ある意味この箇所は、「聖書の言葉でもそのまま適用するのは危険だな」っていうことを分かりやすく気づかせてくれる箇所ですね。「女と寝るように男と寝てはならない」「これらのいとうべきことの一つでも行う者は……民の中から断たれる」あたりも、そういう視点で読んだら読み方の変わる人が多いかも。
22:23ある男と婚約している処女の娘がいて、別の男が町で彼女と出会い、床を共にしたならば、22:24その二人を町の門に引き出し、石で打ち殺さねばならない。その娘は町の中で助けを求めず、男は隣人の妻を辱めたからである。あなたはこうして、あなたの中から悪を取り除かねばならない。


よく見ると、これは恋愛物語の否定なのだな。すでに家族間の取り決めで決まった婚約が、この娘と別の男との間で恋愛関係のようなものが生まれた場合、それは徹底的に排除するという。近代的な恋愛結婚の神話は、こうした婚姻を否定することで生じるのだなあ。18-20世紀の過渡期の時代に生まれた恋愛ゲームが、熾烈だったのも、よくわかる。ロミオとジュリエットのように、文字通り、命がけだったのだろう。

今回の箇所は多くの人が「いやこれは厳しいでしょ、でも浮気はダメだよね」ってなるけど、「女と寝るように男と寝てはならない」になるとだいぶ意見は変わりそう。「だって気持ち悪いからやだ」とか言われそう

>今回の箇所は多くの人が「いやこれは厳しいでしょ、でも浮気はダメだよね」ってなるけど、「女と寝るように男と寝てはならない」になるとだいぶ意見は変わりそう。「だって気持ち悪いからやだ」とか言われそう


結局「だって気持ち悪いからやだ」って理由でしかないことが露わにされるという点では、両者を並べて読むのもありかもしれない。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色