魔女
文字数 427文字
道の先に小さな女の子が立っていた。
頭には大きなとんがり帽子、手にはホウキを持っていた。
少女はまっすぐに僕を見つめて、言った。
「あたし、魔女なの」
とっさに言われた意味が分からずポカンとする僕に透き通るような目で少女は言った。
「あたし、魔女なの」
ようやく、あー、魔女ごっこをしているのだなと思った僕は少女に言った。
「素敵な魔女さん、こんにちは」
少女は少し怒ったように僕を見て言った。
「あたし!魔女なの!」
一生懸命なようすが微笑ましく、僕は少女につきあうことにして言った。
「魔女さんは どんな魔法が使えるんですか?」
「魔女にする魔法!」
「すごい!じゃあ僕を魔女にしてください♪」
「いいよー♪お兄さんよ、魔女になぁれー!」
・
・
・
あれ?
ここでなにをしていたんだっけ?
誰かになにかを渡されたような気も…
道の向こうから人影が近づいてくる。
ずいぶんと背が高そうだ。
なんだか目が離せなくてじっと見てしまう。
変に思われないうちになにか話しかけよう。
「あたし、魔女なの」
頭には大きなとんがり帽子、手にはホウキを持っていた。
少女はまっすぐに僕を見つめて、言った。
「あたし、魔女なの」
とっさに言われた意味が分からずポカンとする僕に透き通るような目で少女は言った。
「あたし、魔女なの」
ようやく、あー、魔女ごっこをしているのだなと思った僕は少女に言った。
「素敵な魔女さん、こんにちは」
少女は少し怒ったように僕を見て言った。
「あたし!魔女なの!」
一生懸命なようすが微笑ましく、僕は少女につきあうことにして言った。
「魔女さんは どんな魔法が使えるんですか?」
「魔女にする魔法!」
「すごい!じゃあ僕を魔女にしてください♪」
「いいよー♪お兄さんよ、魔女になぁれー!」
・
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あれ?
ここでなにをしていたんだっけ?
誰かになにかを渡されたような気も…
道の向こうから人影が近づいてくる。
ずいぶんと背が高そうだ。
なんだか目が離せなくてじっと見てしまう。
変に思われないうちになにか話しかけよう。
「あたし、魔女なの」