鈴鹿歌音

文字数 2,350文字

ここで鈴鹿歌音さんが執筆するというミラクル!他の人は落書き禁止だよ!!
 両性院女々は、とあるクラスメイトに対してディスっているところから物語が始まる。両性院女々は、男が大の苦手だ。それは、もう反吐が出そうなくらいに……

clanon213

あなた、死んでくださらい?
どういうことなんだよ……いきなり死ねって……
あなた、男だから生きている価値がないのよね……。私は、女性が優先される社会を作りたいの。男なんて全員追放よ。ただの虫けらがガヤガヤ騒いでるんじゃないわよ。だって、生きている価値がないのに……
うわぁぁぁぁぁん~!!

酷いよぉ~~!!

この人酷いよぉ~~!!

 少年は、女々から逃げていった。それを見た女々は、納得したような目でそれを見つめていた。

clanon213

はぁ~……男を罵る快楽……。たまらないわ。今日は、二人の男を再起不能に出来たし、気分は上々ね♪どっかに気の弱そうな男いないかなぁ~……例えば、音楽家で気の弱そうな目付きで琥珀色の目をしている男……
 女々は、見つけてしまった。公園でユーフォニアムを吹いている気の弱そうな目付きで琥珀色の目をしている男を……。

clanon213

また僕が吹いたユーフォニアムの曲で退化して赤ちゃんになっちゃった……
ばぶばぶ~
何故、こうなるんだろうか……。僕の音は全然ダメなんだ……
ばぶ~?
 女々のターゲットに琥珀がロックオンされてしまったのだ。女々は、琥珀に近づいてくる。琥珀は、赤ちゃんのような性格になってしまった少女をどうしようかと悩んでいた。女々は、いきなり琥珀の首根っこを掴んだのだ。

clanon213

あんた、死になさいよ!!
えぇー(´゚д゚`)
だから、死になさいよって言ってるのよ!!聞こえなかったの?このロリコン男子!!
えぇー(´゚д゚`)おかしいよ。僕は、ロリコンじゃないし……。ただのユーフォニアム吹きだし……
UFO?調子のってんじゃないわよ!!
ひぇーΣ(゚ロ゚ノ)ノ

あなた、さっきから何なんですか?!

私は、女性だけの社会を作ろうとしているの。あんたみたいな虫けらがいるのが、私にとっては、邪魔で邪魔で仕方ないのよ!!だから、早く死になさいよ!!
何なんだよ……君は!!さっきから死ねって……。横暴すぎるよ!!
 女々は、とあることに気がつく。

clanon213

(あれ?もしかしてこの人……私より年上?!厄介な事になったわね……。気が弱そうだから絡んだ私も悪いんだけど……。でも、こんなやつがいるのが許せない。だから、やるのよ!!女々なら出来るわ!!)
(何なんだよ……この子は。僕の事苔みたいな扱いして……。でも、僕ならこの子を精神的にも肉体的にも押さえつける事が出来るかもしれない……よし、僕の演奏を聞かせよう)
私は、あなたに死んでほしいって言ってるのよ。分かる?分からないなんて言わないよね?
分かってるから……。それより、僕の演奏を聴いてほしいかな?君に特別にリサイタルを開いてあげるよ。
 これは、琥珀の作戦だ。琥珀も女の子に罵られる趣味などない。別に変態でもない。(人間はみんな変態ですけど……)

clanon213

まぁ、良いわ。今回は特別に付き合ってあげるわ。そのリサイタルとやらに……
それは、光栄だよ。じゃあ、僕の十八番の曲でいこうかな。何か当てられるかな?
何でもいいからとっとと吹け!!
はいはい……。(何て気の強いお嬢さんなんだ……。僕の能力で黙らせる感じでいいのかな?まあ、いいか)
早く吹いてよ、ノロマ!!
じゃあ、この曲で「惑星」より「木星」でいきます。この瞬間を目に焼きつけるといいよ
 琥珀はユーフォニアムを吹き始める。周りを歩いていく人々たちは、次々と足を止め、琥珀の演奏に目を向けた。耳を傾ける人もいる。それと同時に退化していくのが分かる。周囲の会話は、だんだん幼さを帯びてくる。会話は、いつの間にか

clanon213

ばぶ~♪
……になっていたのだ。

 女々は、驚く。声を出そうにも声が出せない。女々も退化しているのが理解できた。難しい言葉が出てこない。

clanon213

何なのよ!!止めなさいよ!!
 周りからは赤ちゃんみたいに退化した人々たちの大合唱が起こっている。女々は、それが納得いかなかった。自分の意に反して行動をしてきた男なんて見たことがなかった。女々に暴言を吐かれた男は、殆どがこの世界からロストしていたのだから。

 しかし、琥珀は違った。ユーフォニアム吹きで気が弱そうな琥珀色の目をしている男であるが、女々の能力は一切通用していなかったのである。鞄の中に入れていたカッターナイフを握ろうとするも、うまく握ることができない。

 女々は、琥珀に対して恐怖を抱いていた。何故、能力が効かないのか……。あれだけ死ねって言ったのにどうして普通でいられるのか……。女々には、不思議で仕方がなかったのだ。

clanon213

あれ?もしかしてみんな退化しちゃった?
ばぶ~♪
 女々も退化してしまい、赤ちゃん語しか話せなくなっていた。

clanon213

またやっちゃったよ~!!どうしたらいいんだぁ~!!
おにいたん……ちね!!(訳:お兄ちゃん、死ね!!)
死んでもいいよ……とでも言うと思ってましたか?君は、赤ちゃん語しか話せないから送って帰るから!!両性院女々さん♪

最初から分かっていたのですよ。女性至上主義を掲げている過激派組織があるって……。これであなたは、僕には刃向かえませんから!!

んにゃ~!!触んな、変態!!
変態というやつが変態なんです!!
おにょれ……覚えてろよ……(訳:おのれ……覚えてろよ……)
 女々は、そのまま自宅まで送り届けられたのであった。赤ちゃん語しか喋れなくなった女々を見て、家族はビックリしていたが、琥珀はたまたま演奏していた曲を聞いてしまったことが原因で赤ちゃん化した、と伝えたのであった。

clanon213

音坂琥珀!!今日こそ死んでもらう!!
嫌ですよ。今日も一曲奏でますか♪
 この二人の戦いは、終わることを知らない。

clanon213

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登場人物紹介

○両性院 女々(りょうせいいん めめ)

性別:女


魔人と非魔人の間に生まれた女の子。現在14歳。

父は自由に性転換できるチンパイという能力を持っていたが、

ある日を境に能力を失い性転換できなくなる。よりにもよって女性のままで。

彼に惚れていた幼馴染(女々の母)はそれでも父のことを慕いつづけ、

同性婚を否定されなくなり女同士でも子供が出来る能力を獲得。魔人になる。

能力を失った父(♀)と能力を獲得した母(♀)の間に生まれた子供、それが女々である。


S区の公立学校に通う中学2年生。

見た目こそ至って真面目な中学生だが、

心の中では「この世に男なんて要らないわ」と思っている隠れ過激派。

この世から男子が消え、女の子同士の恋愛が当たり前になる日を望んでいる。


能力名:女性専用社会(レディース・ワールド)

対象が男の場合のみ、

激しい自己嫌悪を植え付け自信を喪失させる能力。

コンプレックスが出来たり被害妄想が止まらなくなり、

相手は社会からロストする。

ただし年上には効き目が薄く、

女々の望んだ世界は簡単に実現しそうにない。

クラスメイトの男子には効果絶大で、

既に5人を不登校にさせた実績を持つ。


戦う動機:目障りな男子を一人残らず社会から追放させるため。



関連キャラ:両性院男女

作者:如月真琴

音坂 琥珀(おとさか こはく)

性別:男

年齢:18歳

職業:大学生・吹奏楽部員


特徴:気の弱い男子大学生。友達が少ない。授業にもまともに出ている優秀な生徒。彼が所属している吹奏楽部は、全国大会へ進む強豪大学。そんな彼には魔人の力が目覚めていたが、当の本人は気づいていない。魔人の力が目覚めてから気が弱くなったというが、本当の事を語らない。


能力:夜明けの童心

彼の奏でるユーフォニアムから出る音を聞いたものは精神年齢が退化する能力。急に部員が幼児化したこともあるらしい。聞くものの心を揺さぶる力もあり、開けない夜も開けさせてしまったりしたこともある。台風も吹き飛ばした事があり、学校から批判を被った事もある。


殺意の理由:特になし。


作成者:鈴鹿歌音

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