09:24PM 25th January,1987

文字数 577文字

なんだか最近冷たいね
わたし馬鹿だから
あなたの一言、一言に 喜んだり 悲しんだり
ちょっぴり疲れちゃうんだ

どこにいても 何をしていても
目はあなたの姿を追ってしまう
わたしの視線に気づいて
あなた 怪訝そうに「何か用かい。」って顔して
見てただけ
ただ、見てただけなの
あなたのこと見ていたかったの
馬鹿だね
こんな わたし おかしいでしょ?
鬱陶しいでしょ?
馬鹿だってこと わたし 知ってる



わたし 嫌な女です
あの人のカノジョが あなたに甘えるのが
許せなくって、あなたの前で、あの人にまとわりついて見せたりして
でも、あなたは
きっと、みっともない奴だと思うだけなんでしょう
あの人は昔からあなたの親友で
わたしのお兄さん役
わたしがあの人に戯れついても
誰も不思議に思わない
ほんの少しでも あなたが
不機嫌になったとしても
それはジェラシーなんてものじゃなくって
醜いわたしの姿に
眉を顰めているだけなんです

わたし嫌な女です
あの人のカノジョが あの時
あなたに言い寄ったこと
今だに許せない
あなたも あの人のカノジョのことが
好きだとわかってしまったから…





※これは三角ならぬ四角関係。私の想い人の親友(私にとっては仲の良い先輩)には、半同棲のカノジョがいたんだけど、ちょっと不思議な人で、先輩の周りの人たちに、いろいろちょっかいだしていたらしい。私の想い人には、「実はあなたが好き」と告白したらしい。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

わたし

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み