SF

エピソード文字数 1,086文字

「1984」ってもうグーグルの登場によって現実になってるよね?「1984」に1票。

でもね、SFってやっぱり「2001年宇宙の旅」から語らないと何も始まらないのかもしれない。HAL9000コンピューターってAI社会に対する警告で、つまりいよいよ2018年に生きる我々に警告を出して来たかなって思うようになったんだ。

お上は大学時代、SF研究会に所属していた。だから当然、「SFの最高傑作は?」と聞かれることがあった。

そのときにはやはりジョージ・オーウェル『1984』を挙げたな。

これは半ば慣習にもなっているが、実際、この分野でオーウェルの超える作家はいないと思う。

ただ、評論の方にその傾向が顕著に表れているが、オーウェルは「社会の矛盾を指摘することに対しては天才だが、その解決策を提示することはない」。

この性質のためにオーウェルは「文句屋」と評されることもある。

俺には評論家の仕事は解決策を提示することまでに伸びるか、ただ単に問題点を指摘するに留まるかはわからないがな。

最近、SFって元気ないよねというか

東日本大震災の後ってSFを書くのが難しくなったってみんな著名作家は言うね。

俺はSFだけじゃなくてファンタジーもファミリー物も、下手すると恋愛モノもって感じだと思うけどね。でもSFは特にそうだね。「首都消失」(小松左京)みたいな事が現実になった。

お上はSF界隈にも伝手があるのだが、確かに元気がない

日本SFだけでなく、世界的にSFに元気がない

あまり詳しくは言えないが、日本SF作家クラブも多少ごたついている

というか2019年って30年前(1989年)の自分では空飛ぶ車があって、在宅勤務が当たり前でガンが根治されて精神病とかも治癒出来る時代で宇宙旅行が当たり前だと思っていた。冷戦が崩壊し、日本が事実上の戦勝国となり21世紀は日本の世紀と本気で信じていたし、社会の先生も本気で言っていた。

TVを付けると「黄色と黒は勇気の印、24時間戦えますか!?」なんて軍歌かよ!?みたいな勝利宣言とも言える栄養ドリンクのCMが流れていた。

ロックフェラーセンタービルを三菱地所が買って社会の授業で、授業そっちのけで話題になった。

そういう時代だから明るい未来も、カタストロフ、つまり警告的なSFも描けたんだと思う。


しかし、現実的に訪れた21世紀は「福島第一原発事故」で一族離散の上、津波で多数人が死んだ。生き残った人も災害公営住宅で孤独死なんて人生の人もいる。

現実の21世紀は、ディストピアだったんだよ。


そんな絶望的な21世紀でSFなんて書けないよ。だってSFが悪い意味で現実になったでしょ。

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登場人物紹介

瀧川紅月(たきがわべにづき)


ここの管理者代理。

拙作『頭狂ファナティックス』第一部のメインヒロイン。

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