第4話
文字数 460文字
ほんとうは、君をずっと眠らせていたい。
それが、ふたりきりで居る時、僕が君に与えられるすべてだから。
腕枕の左隣。
もう、眠っている。
口を開けて。
君がする、いちばん滑稽な顔。
かわいい。
ダメだ、悪戯したい。
君のその開いた口に、舌を滑り込ませる。
「んっ、」
普段なかなか触らせてくれない場所。
「あっ、」
最後の確認。
濡れている。
さっきまで、していたんだから。
ダメだ。
そう思っても、欲情。
そいつに勝てない。
けれど、愛かもしれない。
僕らは限られた時間に居るんだから。
挿れたら起きて、快楽を味わう。
すぐ眠る。
3度目で、難しくなった。
良かった。
ふたり、眠る。
目醒める。
時計は15分進んでいる。
昼が近い。
なんか、飯でも作ろうか?
また口を開けて寝ている。
すくっと上半身を起こし、その開いた口の中の舌に尋ねる。
「うん」
そう言った。
僕が有り合わせでチャーハンを作る。
これは子供たちのぶん。
君が眠そうに食い、「うん、美味しい」
ほんとかどうかわからない。
そろそろ時間切れ。
なのに、君は纏わりついて離れない。
冷たくしなきゃいけないけど。
猫が、あくびをした。
それが、ふたりきりで居る時、僕が君に与えられるすべてだから。
腕枕の左隣。
もう、眠っている。
口を開けて。
君がする、いちばん滑稽な顔。
かわいい。
ダメだ、悪戯したい。
君のその開いた口に、舌を滑り込ませる。
「んっ、」
普段なかなか触らせてくれない場所。
「あっ、」
最後の確認。
濡れている。
さっきまで、していたんだから。
ダメだ。
そう思っても、欲情。
そいつに勝てない。
けれど、愛かもしれない。
僕らは限られた時間に居るんだから。
挿れたら起きて、快楽を味わう。
すぐ眠る。
3度目で、難しくなった。
良かった。
ふたり、眠る。
目醒める。
時計は15分進んでいる。
昼が近い。
なんか、飯でも作ろうか?
また口を開けて寝ている。
すくっと上半身を起こし、その開いた口の中の舌に尋ねる。
「うん」
そう言った。
僕が有り合わせでチャーハンを作る。
これは子供たちのぶん。
君が眠そうに食い、「うん、美味しい」
ほんとかどうかわからない。
そろそろ時間切れ。
なのに、君は纏わりついて離れない。
冷たくしなきゃいけないけど。
猫が、あくびをした。