登場人物紹介

羽太 陽一 （はた よういち）
　小学生５年生。去年から始まった夏のドローン大会小学生の部に出場。勉強と運動は十人並みだが、操縦センスは優れている。性格は穏やかだが、怒ると絶対に許さない。将来の夢はパイロット。

羽太 昇　（はた のぼる）
　陽一の曽祖父。高齢のため入院中。「戦闘機に乗っていた」との噂だが、実際は少年飛行隊に志願したところ年齢詐称で追い返された。戦後、操縦士になる。最近、幽体離脱が出来るようになった。

宋連 美嗣　（そうれん みつぐ）
　小学６年生。陽一のライバル。敵チームのリーダー。勝負で勝つことに異常なこだわりを持つ。強敵と見定めた相手のドローンを墜落させて勝ち抜く。その為に毎日、相当な練習をしている。

木更津 湊　（きさらづ みなと）
　小学６年生。陽一のチームメイトでリーダー。

桶川原 紅　（おけがわら もみ）
　小学５年生。陽一のチームメイトの女子。自分の苗字も名前も嫌いで、紅一点と呼んだり、「オッケー」と口にすると不機嫌になる。

余古田 誠一郎　（よこた せいいちろう）
　小学４年生。陽一のチームメイト。裕福な家の子で、常に最新鋭のドローンを使用している。


用語：
小学生ドローン大会
　これからの社会で即戦力となる人材を発掘する為に、（作中で）去年から開催されることになった全国ドローン操縦技倆選手権の小学生部門のこと。地区予選の後、エリア大会を経て全国大会へと進む。「ドローン甲子園」とも呼ばれる。