#1

文字数 430文字

あるいは、とあなたは差しこむものでしょう、そうすること、そうあることの疑いもなくあなたは範唱されることでありましょう、踏みつけられたいくつかの背表紙のいくつめかが焼かれたと記憶している、そのようにおっしゃいましたか、あたたかさのきざしひとつきりさえ知らぬていを通しましたのにこちらは、だのに、すべてはふいに、もう還ることはない、二度とはかえらない


肺呼吸の演繹的漂化に浸透率の錯視的無限的極性を架空したのです
一回性の真実でしたら野の花のように鏤められて其処此処に在るでしょう
おさがしなさい
気取られてはならない

魔法に近似の共同幻想の正常性の視認境界と輻輳された伽藍核及び種種雑駁に関する二、三の錐形論文を預かっております

往時の被随意性囲繞抗体群を可視化し『絃』の可読律上へと散置しております

透過症例の階配写本後項に掲げられた釈はその過半が散佚しましたがいまだ認知の埒外を浮動するとされる頁の存在も目されております

『夜』の攪拌束の漸減著しく復元の目処も立たぬ有様です
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