000:プロローグ

文字数 287文字

〈札幌・ススキノ〉の中心地で大柄の男と髪色が真っ白な少し小柄な男がタイマンを張っていた、周りで見ている人間は大柄な男が勝つと思っていた。

「グハッ!? どうして、こんな事になった…………俺は伝説の《函館白悠隊》の隊長だぞ!!」

「知らねぇよ!! 俺は札幌ススキノを守る…………《白鬼會》の総長じゃ!!」

 白髪の男が大男とのタイマンで終始リードをしながら戦っていてトドメに一撃を入れた、周りからはおぉっと言う歓声が上がっていたのである。

 第二次世界大戦を終えた日本の北海道は警備が行き届いておらずに無法地帯と化していた、それによって愚連隊が増えて《北海道戦国時代》に突入していた。
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