第1話 気持ちの良い朝は分離から

文字数 2,074文字

装飾文?

なにそれ

へー

こんなんあるんだ

なんか色々新しくなってる〜
とりま使いながら覚えるってことで

さあ言ってみよ〜!

@二日で1947字

んなに書けるか

バカヤロー!

お?

どした小林

おきた小林
おはや小林
先輩は

小林より早く起きる

おきたなら

起こしてやれ

せなか

肩下に

ふわりと温もり

zzz
ネコ踏んじった♪
十倍の図体(ずうたい)で軽く言う

正しい

周囲からは子猫に例えられることもあるこの身も

実の成猫(ネコ)からすれば大きなネコなのだ

でもでも〜

スヤスヤっすよ〜?

安らかなる寝子に

のしかかってみせる(ジェスチャー)

この身は軽いんだぞ

そう言わんばかりに



 ふニャンッ
重えってよ

だって

少しくらい幼いと

それっぽくみえないじゃん

しょっ

小説コンテストの〆切りに追われる夢でもみてたんすよ!

ニェー
ぁ“〜
ハハ

小林じゃあるめえし

 

どうなったんだ? 結局

すげえ意気込んでたじゃんか

えー なんつったっけ

 
そうだ思い出した

ホラー小説コンテスト!

 
幽霊より怖いのは

〆切だあああ!


みたいの書いたんじゃねえの?

その手があったか
そんなことより……
……
漏らさないうちに

逝っトイレ♪

先輩はよく見ている
/////

怖いこと考えたせいで萎えてしまい

今にもチビりそうだ


ベッドの上で出すわけにはいかないので

股間を押さえてトイレに向かう

まるでクソだな

まったく

文学ってヤツは
出さないと

どうかにかなってしまうところとか

さ・て・と

けいそく計測〜♪

900

体重計がスマホを介して

かいた寝汗を知らせる


寝る前の重さからなんかすると

なんかわかるらしい

いい汗かいてるぅ♪

この調子で吐力(はりき)って逝こ〜


で出汁は上々

こりゃ三十代に戻れるかもしれないぞ

ふぅ……

出し終えたものから順に計量器に置く

紙コップとボトルの重さは無かったことになっているという

10.51
1207.49
そもそも

体重計の立派なのあるんだし

そっちでなんとかすれば

別に計量する必要なくね?

ーーとかなんとか

疑問に思いながら

便座に腰をかけ

用を足したり引くとしよう

体重計が踏み台になるだけで

ぜんぜんフン張りきくな〜

ここで言う踏ん張りとは

力むことではなく

地に足つくことで

バランスを取ろうと働く不覚筋動を抑え流るるがままの排便をーー


要は狙撃銃の銃架のようなもの

♪狙って

吐いて〜♪

スッポンスポポン♪


♪こいつはキタイ

できそうだ♪

期待通りのお通じだった
♪キレイ

キレイ♪

紙で(ぬぐ)った水滴と

ウォシュレットで剥がれた後ろの分も

式に入れたいと先輩はいう


サンプルを提供する身にもなれってんだ

分離完了

重荷を捨てた今の小林は

限りなく百%な小林DA!

足を体重計に乗せているから

膝がちょうど良い具合に直角だ

これは便座から腰を上げるに都合が良い


わずかに背を反らせたら

反動で上半身を前に倒す

落ちる先にあるのは

体重計から垂直に生えたような膝

即ち

バネ仕込みの踏み台

そこに肘を突き立てれば

倒れる勢いを立ち上がりに利用できる


弾みに合わせるよう

胸筋で肘を押し出し

砲丸投げのように首をふって頭を放れば

連なる背と腰も引っ張られる

起立

完了

体重計だけが

限りなく百%小林を支えている
38.?
でたこれサンパッチ!

ヨユーの裕ちゃん!

小数点はギリなんです

突っ込まないでください

計量カップに出したわけでもないのに

アレの重さがずしりとスマホに出でる


これってミステリー?

???
(アタイ)の後悔は(マジ)完便

この量ほんとやばいって

小林ログに凸ったグラフ表示させちゃう残っちゃう


したら先輩に__

おーい小林

きのうなに食べた?

いくらなんでも早すぎる

とうとう異常値までお通知するようになったかこの体重刑め

えー

あー

漫画版の方っすか?

それとも実写版っすか?

……そっからどう繋げるつもりだ
苦しい
コーヒー

淹れてくんね!

ジャコウネコかよ!
???
はぐらかしの一言が

どういうわけか繋がっていたようだ


その理由に気づくまでに

水を湯に沸かすまでの時間がかかった

ああゝあゝ!

そうか! そういうことか!

なんてデリカシーのないことを言うんだ先輩は!

やっぱ頭オカシイよ!

内容については

小林を即座に沸騰させるカロリーと熱伝導率(W/m・k)


山岳で

雄叫びの一つでもあげたいところだが

先輩に聞かれたくないので

じっと我慢


普段は耳障りな電動ミルのモーターとコーヒー豆の粉砕音が

ダイベンしてくれ照いるようで

少しばかり気が安らいだ

ふぅ…
シャッシャッシャっと

ミルで荒削りに()いた豆をふるいにかける

中から微粉を取り除くのだ

22.2
 1.6
大粒のかけらと

パウダー状に降り落ちたコーヒー豆

合わせたところで体重刑に触れはしないだろう微々たるものであることは

計算せずとも出来ずとも

小林にだってわかる


なあにがジャコウネコだ!

そんなに出せねえし使わねえしで全然繋がってねえよ!

……
 
いっぺんに作り置きしたからじゃないのか?

1ヶ月分くらい

今淹れる分しか頭になかった
そっかー

毎日チビチビ出してたら

そもそも異常値にならないか〜

そっか〜

わかりやすくいうなよ

小林でもわかっちゃうじゃないか

バカやろーーーー!
あゝもう!

恋愛コンテスト終わってる

なんかプロローグだけで2000字使っちゃうし!
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色