第2話

文字数 339文字

 ぼくはわらいつづけていたんだよ。笑った、というのだろうか。
 白い花びらが吹きつけられるように、彼女、きみのお母さんだね、そこに白い花びらが吹きよせられてきみが生まれた。
 ぼくが知っているのはそれだけだ。
 そしてきみのことを書けば、このサイト初のお金になるコンテンツになるということだ(きみをぼくは捨てたけど、そんな父さんが、ぼくの人生はきみとともにあったといったらいけないことは、父さんもしっているよ)。
 それでもこれを書く、そんな父さんをゆるしてくれるかい?
 最後まで読んでくれ。お金のために書くにせよ、これはおまえに再会できるかの物語なのだ。
 物語の先にきみがいるのかいないのか。それはぼくの人生がなにをできたのか、あるいはなにもできなかったか、それを記述する作業なのだ。
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