シリーズ第三作「ドラゴン・タトゥーの少年」のあらすじ

文字数 725文字

 万城目日和(まきめ ひより)との壮絶な戦いをとおし、ついに和解したウツロ。

 チームは彼女を仲間に加えることとなった。

 そして季節は移り変わり春。

 ウツロの急速な成長に興味を持った魔女・ディオティマは、部下のひとりであるバニーハートを引き連れ来日する。

 他方、父・姫神龍聖(ひめがみ りゅうせい)の仇である森花炉之介(もり かろのすけ)の行方を探す剣術家の少年・姫神壱騎(ひめがみ いっき)もまた、森の盟友であった似嵐鏡月(にがらし きょうげつ)を父に持つウツロに目をつけていた。

 チーム・ウツロに合流する姫神壱騎と、秘密結社・龍影会(りゅうえいかい)に謁見するディオティマたち。

 組織の戦闘員のひとり・鷹守幽(たかもり ゆう)を好敵手と見なしたバニーハートは戦闘を開始し、そのころ姫神龍聖の盟友であった剣神・三千院流静香(さんぜんいん しずか)らの立ち合いのもと、姫神壱騎と森花炉之介の御前試合もその幕を開ける。

 しかし決着のどさくさにまぎれ、ディオティマはウツロを簒奪、みずからの意のままに動く生体兵器・ウツロボーグへと作り変えてしまう。

 リーダー不在のチーム・ウツロと激闘の果て、静香の息子である三千院流遥香(さんぜんいん はるか)、そして相方・北天門院鬼羅(ほくてんもんいん きら)の活躍により、なんとか事なきを得る。

 ディオティマは鷹守幽の相棒である羽柴雛多(はしば ひなた)と争い、旧知の間柄である魔人・グラウコンの助け舟により、ほうほうのていでアメリカへと帰国した。

 あるじを失い、みずからも敗北したバニーハートは、龍影会に鹵獲され、元帥・浅倉喜代蔵(あさくら きよぞう)から懐柔、しぶしぶながら組織の厄介になることへ。

 とりあえず事態は収束したものの、ウツロたちは世界中の組織から目をつけられる結果となる。

 そしてディオティマもまた、それらすべてを利用し、自身の悲願を成就しようと権謀術数を張りめぐらせるのであった。

 本作「ウツロ抹殺指令」は、その流れからはじまることになる。

(本編へ続く)
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