あらすじ
文字数 712文字
―――こことは異なる、別の世界を望む男―――
俺は―――！
生まれ変わりたい。
そして違う世界で自由に生きる。
こんな束縛だらけの世界とはオサラバだ！
男の、心の底からの魂の叫び。
そして、それを聞き入れ現れたのは―――
「異世界への転生を司る女神」
異世界への転生を望む者。
その思いに呼応し、降臨しました。
貴方の願い、叶えましょう。
それでは、貴女が―――
私は女神。
異世界への転生を司る女神、アーマ・シュクレイム。
そして始まる転生への儀式。
だが、それに伴う苦痛は想像を絶するものであった。
痛・・・！
というか苦・・・
痛い、痛い痛い！
何これヤバいヤバい・・・！
一時中断を申し入れるも、男の身体は既に死へと向かっている。
それは身に余る欲への対価を軽んじた、男の浅慮に対する罰なのか。
だがしかし、その浅ましき欲望に導かれ現れたのは―――
「魂を弄ぶ異形の悪魔」
我は悪魔、トリカラ・マイウー。
我が主サンダース・トゥモロウアースの名に於て、汝の願いを叶えんために召喚に応じる。
―――さぁ、願いを言え！
「生き返りたい」
男の望みを受け、悪魔の儀式が始まる。
私は悪魔だ。
悪魔への願いを叶えるには儀式が必要だ。
それは、男を惑わす悪魔の誘いなのか
ぬうぅ・・・くっ、これは・・・！
うぅぅ・・・
―――儀式完了。
契約の成立だ。
異世界への転生を願う男の想いは届くのか
女神と悪魔、男の行く果ては？
そして、物語はさらなる佳境を迎える
欲望渦巻く現世に舞い降りたるは―――
「清廉なる天の御使い」
―――我は天使。
神に逆らう有象無象の一切を許さず断罪する―――
「異端断罪天使」メンタイ・ハクマイナー・・・
女神・悪魔、そして天使
これは、一人の男の望みを取り巻く異形の者たちの物語―――
