登場人物紹介
文字数 1,135文字
【主人公】別乃世・望
元に戻るには人肉を食わねばならない。
身体が人肉を求めているんだ。
理性ごときでは決して抗えない。
―――だから安心しろ。
それはお前の意思ではない。
安心して目の前の肉を貪れ！
死に瀕した身体を治すため、悪魔の邪法により男は血肉を喰らうゾンビと化す。
だが待ってくれ……
汗を舐めても効果はあることを！
別に汗でも良いのでは？
だがしかし、別乃世は頑なに血肉を喰らうことを拒み続ける。
なるほどいいだろう、では冷静に考えてみよう。
前例がないからどれだけ必要か分からんが、仮に汗が10リットル必要だとしよう。
さて・・・
どうやって集めるつもりだ貴様ら。
悪魔は言う。
汗では血肉に代替する量を確保するのは不可能に近いと。
なるほど確かに。
だがそれならば……
貴様に!
尿を飲ませる変態がどこにいる！
別乃世・望は人間に戻り、異世界への転生を果たすことができるのか―――
別乃世・望の救いを求める女神
「あなたの望む世界へ、必ず―――」
【異界転生女神】
アーマ・シュクレイム
そして、その女神の裏で暗躍する悪魔
こいつは古典だよ」
【操霊邪法悪魔】
トリカラ・マイウー
この世ならざる者たちの存在は、世界の理をも侵してゆく。
その運命に絡み取られ、非日常へと足を踏み入れる者たち―――
ふ・・・
ふふふ・・・・・・
うふふふふ・・・・・・
本能の赴くまま、血肉を喰らう屍鬼の女王
【ゾンビ・クィーン】
阿波津・玲子
「僕は、そう言った
変わった話が大好きでしてね」
この世の理を追求する者
【探偵】
螺理多・極
ちち子ではないですよ～
「セクハラは死罪ですから
気をつけてくださいね～」
【探偵事務所アルバイト】
豊秩・満子
徐々に世界を侵してゆく非ざる日常。
だがそれは、さらにその非日常を狩る者たちを呼び寄せる―――
「―――神の御業よ
罪深き魂を清め給え」
【エクソシスト】
シスター・カッドロゥ
「神に逆らう悪しき者よ！
その身を持って神の偉大さを知れ！」
【異端断罪天使】
メンタイ・ハクマイナー
はたして、物語の結末は―――
いいえ、私の方こそ・・・
貴方に逢えて、よかったです。
―――私の心は、本当に救われました。
