荒れる彼氏。

文字数 449文字

どんなに人間、出来ていても
理不尽な事が起きると荒れる。
彼は父親との事を告白した時から
荒れて、荒れて、大荒れしていた。

次の日、メールをしたら
「昨日は泣いて一睡も出来なかった。でもこのまま仕事に行きます」
というメールが返ってきた。
それは、とても悪い事をした。私の決心が仇になったのだな。

ある時は、一緒に彼の好きなパソコンショップへ行き、
車の中でずっとイチャイチャしていた。なんだか暑いなと思っていた。
自宅でかずまの体温を計ると、熱があった。
なんだか子供みたいでかわいいなぁと思ったけど、調子悪かったのね。

ある時は、とても長いメールに
そこに愛なんて無い。という一節からはじまった文章をくれた。
父親の行動は、性欲の吐け口として使われたに過ぎず、
そこに「愛」なんて存在しない。以上の考えはことえが理解するか
僕たちが別れてしまうまで、言い続ける事になるだろう。
という文で終わっていた。

違うのになと思ったけれど
かずまの愛情も伝わってきていた。
当時は、私は実家で暮らしていたので、
父親の住む家で、居るしかなかった。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み