第2話

文字数 1,298文字

【自分の体を好きになるということ】

1年半前と比べて今、5キロ体重が軽い。
本気でダイエットしていた期間は正確には4ヶ月で、MAX8キロ痩せられた時はかなり自信になったし結果がついてきたので毎日が楽しかった。
(取り組みはかなりシンプルで、食事管理して、ただひたすら走っていた。ただの太った狂ったジョガーだった)
(3キロ体重戻ってるじゃねえかって思いましたよね、うるさい)


そして最近もっぱらヨガにハマっている。
ヨガ教室に通い始めてまだ2週間だが、体が以前より柔らかく、柔軟になったような気がする
(気がするだけだよっていう顔はやめてください)
そしてダイエットで8キロ減量出来た時よりも今の体の方が何故か引き締まっているような気がする。
26年間ずっとぽっちゃり(よく言えばぽっちゃりということなので医学的には肥満です多分。これはデブの戯言ってことです。)だった自分にとって今の自分はまじでブランニュー自分であり、人生で一番盛れているという自己満のこの頃なのである。
(キモいのは知ってる!)
つまるところ私はぽっちゃりな自分より、努力して手に入れた今の体がとても好きだ。

昨今世の中では「ありのままの自分を愛そう」とか「どんな体型も美しい」とかよく言われている。
是非そうありたいし、他人に対しては、どんな体型でも堂々としている人はかっこよく見えるし、憧れの人はプラスワンサイズだったりするように、その人の個性として受け入れ、愛することが出来るのだが、自分のこととなると難しい。
(難しくないですか?自分太った時好きになんてなれないっすよ…こんなデブ死んじまえって思っちゃう…)
私は今の体になるまで、自分を満足させてあげることだけを考えて生きてきたので、好きなものを好きな時間に好きなだけ食べて、自分が幸せであればそれで完璧だった。
だが、ダイエットを始めて、自分の体の細やかな変化を味わう感覚を得てから、生活が非常に繊細になったように思う。
以前、食事は私にとって最高の快楽だったので、空腹であってもなくとも、甘いものを食べていた。
今は、空腹状態がデフォルトなので、むしろ空腹状態でいることが心地良く、自分の体をそこから何を食べ、どんな栄養を与えていくかを考えてコントロールしていくことがとても楽しい。
(なんか書いてて思うけどおかしいくらい人が変わったみたいでキモいですね、自分でも謎です)
つまり何が言いたいかというと、好きなものを好きなだけ食べていた頃は確かに楽しかったけれど、調子が良かろうが悪かろうが興味が無かったけど、自分をコントロールして気遣うことを覚えてからは自分の変化を楽しみ、大切に出来るようになっと思うってことだ。


私は、ダイエットすることで体を大切にする方法や繊細な感性を知ったのだ。

いやいや、お前、そんなの違うって!どんな体の自分も受け入れろって!って思う人もいるかもしれないが、私にとっては、これが私の自分を大切にする方法なのだ。
これからもおいしいものとかお菓子食べて、太って、焦って、痩せて、を繰り返すかもしれないけど、この、自分を大切にする感覚を大切にしていきたいと思う。
(どんな締め方だよ)

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