第1話

文字数 2,481文字

【自分の体はもはや他人のもの?】


今日もごはんが美味しいなあ
(IQ2みたいな発言)

万年ダイエットマンなので炭水化物の量をコントロールする為に、主食は食べないのが基本だ。
(もちろんほっかほかの白米は大好きだし死ぬほど食べたい。フワッフワのパンはもっと大好きなので狂うほど食べたい。ですが、一度食べると止まらなくなるので我慢しているのです…ていうかこのワードだけで食べた過ぎてガクブルしてくる…(そんなんなるならもう食えよ))

ただし、炭水化物は我慢出来ても、どうしても我慢出来ないものがある。
甘いものだ。
もう無理。こればっかりは無理。
甘いもの無い生活とか私の人生じゃないし、甘いもの失うくらいだったら生きるのやめたい。
(デブの執念)
なので、なるべく甘味料として砂糖を使っていないスイーツを選んで食べるようにしている。
(ホットヨーグルトに、はちみつとシナモンとオートミールぶっかけてまぜこねたゲ★みたいなスイーツ?軽食?めっちゃ美味しすぎて最近ヨーグルト1パック毎日食べています(完全ヴィーガンへの道はほど遠い…))

それでも体重は減らない時もある。
(全然ある。普通にある。ていうかもはや最近減った試しが無い。)
でも体は目に見えて変わっていく。
(筋トレしてるからね)
体はそもそも自分の理想通りには変わっていかないので、気長に付き合っていく必要があると思う。
(理想通りに行くなら今すぐ顔の大きさをどうにかしたい。まじで今マリオのドッスン並に顔でかい。あと万年鼻炎をどうにかしたい。耳鼻科の先生のまたこいつ来たのかよという視線が痛い。)

ダイエットを始めた時、最初はみるみるうちに減っていった体重も、次第になかなか落ちなくなり、最終的に同じ体重をキープ(もしくは謎に増加)していた時は体重計を床にガンガンし、ベランダから投げ捨てるという行為を度々行ったような記憶があるようなないような気がする。
(やってないですけど(やってないんかい)体重計に「なんで?ね、どうして?」と話しかけた事はガチであります。普通に一人暮らしで身の回りの物に話しかけてる女はやばいという自覚はあります)
でもその時は、単に体の中の水分量や、溜まった排泄物が放出されて(汚い話でごめんなさい)体重が減ったとか、脂肪が減ったから体重も減ったのか、とか、そういう発想無しに、ただ体重の増減に一喜一憂していた。
現在は、体重をそもそもあまり気にしていない(気にはしますが、今は体の変化の一部の指標として観察しています)ので、あまり体重に一喜一憂させられる事はないのだが、この体重の変化を観察していて思ったことがある。

まず、自身のこの体はもはや自分のものではなく、誰か他人様の物なのではなかろうか?
(もしくは誰のものでもない)
なんかよく、「体は借り物よ」的なフレーズが命を大切にすべき系の映画などで使われるが、本当に誰かから借りているのかも、と思う。
取り扱い説明書も無いまま、「はい、どーぞ」と体を頂いて、ダイエットしてみたり髪の毛をいじくってみたりお化粧したり整形したりして、体を自分の好きなようにデザインしているが、ダイエットにも、ヘアスタイルにも、メイクにも整形にも、失敗はつきものだ。
(昔長澤まさみさんが可愛すぎて長澤まさみさんみたいなショートヘアにしてと美容師に頼んだら、まるでジャイアンになった事があります)
生まれ持った体のクセ(髪の毛が猫っけとか、もともと骨格が大きいとか、一重とか)そういったものとも付き合っていかなくてはならない。
記憶に無いので、おそらく生まれてくる前に「この体がいい!」と選択したわけではなさそうだ。

となると、体は本当に誰かがランダムであてがってくれたもので、体と脳みそは一部で繋がっているものの、実は別の人のものなのでは、という疑いがますます深まってくる。
でも、体が自分のものでは無いからこそ、付き合っていくのが面白い。
例えば、ダイエットしている時の話。
私の体重の減り方の理想は、グラフで言うと、順調に斜め右下方向に一直線を描く感じ。
実際は、めちゃくちゃガクガク(上がったり下がったり)を描きながら、大きな期間で見てみると、なぜか下にすこーしずつ下がっていく感じ。
「なんで頑張ってるのに体重増えるんだよ!これは何が原因で増加したんだよ!ブチ★ろすぞ!」
と発狂する事山のごとしだったが、体は全く教えてくれない。
(完全無視されます)
脳みそが「おい!きいてんのかお前!」と話しかけても体は応えてくれない。
脳みそが、「気分悪いからやけ食いするぞー!!…あーうまかった、満足!」となっても、体にとっては大量の食物が流れ込んできて、苦しい状況になる。
(そしてまた太る)
このように、脳みそと体はやっぱり別々の事を考えていて、冷静でおっとりした体に対して脳みそが喧嘩を売ることもしばしばある。

でも、二人が協力し合う事ほど素晴らしい事はない。
脳みそが体のために働く(例えばヨガとか、腸に良いものを食べたがるとか)と、我々人間は健康を保つ事が出来る。
体が元気だと、脳みそも、「お前今日元気だな!俺もなんかポジティブになってきたぜー!」と勝手に喜んでくれたり。
(脳みそは勝手に男のイメージ)
つまり我々は幸せな毎日を送るために、体と脳みそが仲良しでいてもらえるようなお世話を両方にしてあげないといけないのだろう。

そして、体が自分の理想通りにならない時、今一度考え直したい。
「これはもしかすると私のものではないのかもだから、そもそも私の思い通りになんかならないんだなあ…でも、体が喜んでくれるようにお世話してあげれば、脳みそと協力して、何かいい働きをしてくれるかもしれない」
と。
そうすれば、自分の体を嫌いにならなくてすむし、もっと体と、脳みそと、仲良く付き合っていけるような気がする。
だから、上手く行かないのは当たり前。
上手く働いてもらうためにどうご機嫌をとろうかな、と日々考えながら、これからも、この予測不可能な自分の体と向き合い、大切にしていきたいと思う。
(当たり前の事をどや顔で語りましたすみません)

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