夏服

私の心は夏服だ
満たされているようで
満たされていない
とても充実した毎日なのに
ずっとずっと冷えている
ただちょっとやさしいだけ

私の心は夏服だ
ガラスのように
繊細で脆くもない
ダイヤモンドのように
美しく頑丈でもない
ただ少し丈夫なだけ

私の心は夏服だ
冬服のように
暖かいわけでも
春服のように
新しいわけでも
秋服のように
快適なわけでもない
ただ守ってくれるだけ

私の心は夏服だ
時には擦り切れたり
破れたりもする
ただただ少し
やさしく
丈夫で
守ってくれるだけ
ただただちょっと
頼れるだけ


追記
小5に書いたと思われる詩。バスの中で書いた
ココロってなんだろう