詩小説『サンライズとハイウェイ』3分の朝方。ドライブへ行く前に。

エピソード文字数 443文字

サンライズとハイウェイ

暗いうちに家を出て、

まだ温まっていない街へ、

暗闇の中、コンビニの灯りに足を止めて、

白い肌を冷たくした君、照らされる。

顔をマフラーに埋めて、僕の手を取る。

サンライズとハイウェイ。
やけに軽いんだ身体が。

サンライズとハイウェイ。
荷物を捨ててしまったせいかな。

車内で毛布を被り、並ぶミルクティ。

高速道路、車走らせながら、

少しずつ明るくなるのを眺めている。

そんな朝が好きだ。

拾ったラジオはゆきずりのナンバー。

サンライズとハイウェイ。
遠くなるのは僕等の街と現実。

サンライズとハイウェイ。
うんと遠くまで走らせようか。

君はなにか言うでもなく景色を眺める。

片手はハンドル握りしめるから。

もう片方の手は繋いでいて。

窓を降ろして呼び込む冷たい風は、

心地良くて、自然に溢れる小さな鼻歌。

サンライズとハイウェイ。
炭酸飲料弾ける、軽やかなリズム。

サンライズとハイウェイ。
誰も知らない朝がはじまる。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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