詩小説『ヒカル』寝る前の3分で読める。ヒカル人達へ。

エピソード文字数 882文字

ソファーで寝落ちしちゃったあの感じ

寝落ちしちゃったソファーの世界。頬を温かくさせた眠りからふと覚めて。夢の続きを忘れてしまって。胸を締め付けられたなら、君に話を聞いて欲しい。そんなことある? こんな感じ分かる?

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
私はヒカル街灯に群がる虫。

シナリオ通りに行かなかった街灯の下での告白は、好きと言うことだけはただ伝えることができ。「考えさせて」を持ち帰った日から今日まで。私は半分無重力。

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
コンビニの灯りがヒカル帰り道。

煙草屋の角を曲がって、二つ目の信号で横断歩道を渡って、少し歩いた所。なんて心の在り処を説明できたら、この気持ち報われるだろうか? あなたは迎えに来てくれるだろうか?

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
約束の場所は、ヒカル場所。

食欲のない秋です。それでも何を食べないと。チンしたレトルト食品を半分食べた所で、ペロンとぶら下がるフタを閉めて。テーブルに置きっ放しで、夜が来る。

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
あなたの体温でヒカルの私。

寝落ちしちゃったソファーの世界。ふと目が覚めたときぼんやり浮かぶのは君で。胸を締め付けられるこの気持ちを、すくい上げて。あやすように話を聞かせて。そんな気持ち分かる? あの感じ出会ってるよね?

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
ヒカルのは泪だけ。

「考えさせて」を前向きに見積もっても、「僕も好きだった」は見込めなくて。駄目になった時の自分に、言い訳話を用意しておこう。

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
ヒカル空に浮かぶクジラの背中で眠る夢を見た。

「会ってください」のメールを見たなら、返信せずに閉じた携帯電話。あてもなく雑踏の中を、夜道の中を、ただただ歩く、空っぽの人間。

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
諦めたくないって溢した時、ヒカル。

寝落ちしちゃったソファーの世界。胸を締め付けられるこの気持ち。そんな感じ。そんな感じの恋だった。

ヒカル。ヒカル。ヒカル。ヒカル。
こんな感じ、分かる?
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み