第1話 始めてみた

文字数 649文字

 エッセイ大賞に応募してたんですよ。
 昔むかし、まだモノ書きと呼ばれる仕事に就く前、「エッセイストになりたい!」と思っていた時期がありまして。
 正直言えば、今でもなりたい。
 エッセイ読むの好きだし、書いてみたい。
 書いたものが仕事になるなんて、なんてステキ。
 その気持ち、今でも変わらないです。

 で、エッセイスト養成講座なんかもちょっと通ったこともありました。
 でも、単体でエッセイストになるって大変なんだとわかりました。
 著名な人が書くエッセイは読まれるけど、無名なヤツの本なんて出ない、ってわかっちゃって。

 それでまあ小説学校やシナリオの学校に行って、一応脚本家と呼ばれる世界に足を踏み入れて今日に至る、と。
 でも、やっぱりなりたかったな、エッセイスト。
 とかいっても、エッセイストになりたいというより、書きたいものがあるか? その書きたいものを独自の視点で表現できるか?の方がずっと大事っていうのは、なんだかんだで書くことで食べている今だとよくわかる。

 それで、エッセイ大賞に応募してみたわけで。
 結果、箸にも棒にもかかってませんでした。
 でも、なんか書いていきたいな。
 それは日々のブログみたいなものかもしれないけど、日記じゃなくてつぶやき?
 読んでくれる人がいるのかいないのかわからないけど、こうして人目に触れるところにアップするだけで、私としては家の中から外に出たくらいの感覚です。

 真夜中にフッと目覚めて、そういえば結果出てる頃だなと思って久々にtreeを開いてみて、書いてみました。
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