8月25日(火)

文字数 134文字

堪らず母に抱きついた。母は記憶より小さくなっていた。そんな母にすがる程、怖い。この歳になって、手術が怖いなんて笑える。そんな私に、母は昔していたように、背中を叩いた。若干その位置は低い。泣きそうになりながら、大丈夫、と呟く。そして車椅子に乗った母は、小さく手を振った。
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