面白い作品ってなに?作品を面白くする6つのポイント【前編】

文字数 3,181文字

こんにちは、こんばんはMiyabiです!
「Miyabiの小説・漫画CLASS」にきてくださり、ありがとうございます!ここではみなさんと共に、どのようにすればより面白い作品をつくれるかを考えていきたいと思っています。

今回は漠然と「面白い作品」とは何かを考えていきたいと思います。これは人それぞれ違う面白さの価値観を持っているはずなので、あくまでMiyabiの意見として読んでいただけると嬉しいです!
それでは本題の方に移っていきましょう!

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【作品を面白くする6つのポイント】
漫画や小説が多くの人に読んでもらうための大前提として挙げられるのが作品が面白いか / 面白くないかです。面白い作品は必然的に人から人へと宣伝されますし、それが繰り返されることによって新しい読者がつきます。
でも、ここで難しいのがどんな作品が面白いかということです。
面白いというのはどれもが主観的なものなので、読者全員が面白いということはないんです。
例えば、自分が「この漫画は面白い!」と思っても、他の人に読んでもらうと評判はイマイチなんてこともあります。またその逆で、自分が「この漫画はそんなに面白くなかったなあ」と思う作品が他の人には人気ということもありますよね。
このように面白い作品というのはそれぞれの読者によって違います。
ですが、全員ではなくともより多くの人に面白いと思ってもらえることはできます。

そして、今日はMiyabiが思う面白い作品をつくるための6ポイントを紹介したいと思います。
・伏線
・キャラクターの奥深さ
・非日常感を味わえる設定
・主人公・キャラクターのピンチ
・一転二転する物語
・物語を通して伝わるメッセージ
以上のことが作品内にあると、面白い作品になる可能性が高いポイントです。これらの他にも面白くさせるポイントというのはあると思いますが、今回はこの6つで絞らせていただきました。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【ポイント1: 伏線】
伏線というのは物語上に置いて未来に起こる重要な出来事をを小さな形で暗示させておく技法です。
Ex) 物語の序盤で主人公が迷子を助ける → 何年後かに主人公がピンチになった時、成長して強くなった迷子が助けにきてくれる
といった感じです。

この伏線を使うことで3つのメリットがあると思います。
1. 伏線が回収された時に読者に驚きを与えるため
- これはただ単に読者を驚かせるだけではなく、「こんな仕掛けもあったのか」と読み直しをさせるきっかけにもなります
2. 他の伏線を探させるため
- 伏線が一つ見つかると、他にもないのかなと思ってしまう読者もいるはずです。そういった人たちに作品をより深く読ませ、没入感を与えることができます。
3. これからの展開を楽しみにさせる
- 伏線が回収された時 / 何らかのカタチで仕掛けておいたものが伏線だとバレた時、読者はこの伏線がいつ回収されるのだろうかとドキドキさせることができます。

このように伏線を仕掛けておくことで、物語により刺激を与えることができます。
ですが、伏線は物語の展開を予想されてしまうといった欠点もあるため使い方には注意が必要です。
仕掛ける場合は誰かに気づかれるか、気づかれないかの微妙なラインにしてみてはいかがでしょうか。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【ポイント2: キャラクターの奥深さ】
キャラクターというのは物語にとって欠かせない存在で、これが作り込んであるかどうかも作品の面白さに関わってきます。
Ex ) ヒーローになりたいと願う少年 → 昔に家族が悪者にやられてしまい、一人になったため復讐に燃えている
みたいな感じです。

これは主人公だけではなく、他のキャラクターや敵役にも言えます。奥深いキャラクターが多ければ多いほど、感情移入できるキャラクターが増え、より多くの読者が作品を好きになりやすくなります。

キャラクターが奥深いことで2つのメリットがあります。
1. 読者が感情移入しやすくなる
- 感情移入することで、物語の先のキャラクターに期待を持たせることができる
2. 色々な視点から物語をみることができるので、飽きがこない
- 一つの視点からでは軸となるキャラクターに読者が合わなければ読むのをやめてしまう可能性がある。しかし、多くのキャラクターが奥深さを加えることでより読者の幅を広げることができる。

奥深いキャラクターが多ければ多いほど、設定をつくる際に時間がかかるのが欠点です。
ですが、その時間を書けた分だけ作品は面白くなると思います。適度なキャラ数で奥深いキャラクターを考えてみてくださいね。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【非日常感を味わえる設定】
漫画や小説というのは「何でもありの世界」です。人が飛べたり、魔法が使えたり、ロマンチックな恋愛があったり etc...。現実ではあまり体験できないことを擬似体験できるのが漫画や小説、映画などの魅力だと思います。
なので、非日常感を味わえる設定はそれだけで面白いんです!

この非日常感を味わえる設定では2つのメリットがあります。
1. 読者が物語の先の展開を期待して読める
- 細かな設定があればあるほど、展開が読みにくくなり、読者の期待も高まると思います
2. 作品を読みはじめて、序盤のあたりで読者を引き込ませられる
- 作品の序盤は読者が読むか読まないかを決める大事なポイント!ここで魅了させられるのは作品にとって強いメリットです。

非日常感ある設定をつくるのは難しいと思います。また、辻褄の合わないような設定だったり、絶対にありえないでしょと読者に思われるような設定は読者を置いてけぼりにする危険もあります。
なので、非日常感ある設定や物語の中にも読者が共感できるポイントを含めてみてくださいね!

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------【最後に】
今回は「どんな作品が面白いか」を話させていただき、今回は6つ中3つのポイントを紹介しました。

読者を驚かせ、読み返す機会を与える伏線
読者の感情移入を促進させる奥深いキャラクター
読者が物語の先の展開を楽しみにできる非日常感のある設定
これらのポイントを意識していただければ、より面白い作品を描けるようになるのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか?次回は残りの3つのポイントを紹介していきたいと思います。
みなさんの思う面白い作品のポイントがあれば、ぜひコメントしてください!
みなさんがより楽しく物語を書けますように。それではまた次回お会いしましょう!
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