第5話 5000回穴に落ちる男を見守るぜ Part130（βチャンネル）
文字数 791文字
ワクワク動画で佐藤の実況プレイに関する詳細な情報が公開され、βチャンネルでは多いに盛り上がっていた。
108：ただ穴に落ちるだけの動画なのにここまで大きなことになるとはすごいな！
110：>108ってもしかして本人？
115：>110 違う。全然違うぞ。
140：しかし、満点の代表取締役社長からメッセージがあるとかやばくない？
150：やばいね。そこで新作ゲームの発表とかされたらな！
163：ありそうだね。注目されているし。いい宣伝になるかも。
200：以前、ここで告白するって言ったものです。突撃したのですが、失敗しましたーーー！
202：ドンマイ！
210：おつおつ！
211：あきらめるのはえーぞ！
212：再チャレンジだ！
220：よく勇気を出して告白した。まずはそこが第一歩だ。次にすべきことはもう一度、アタックできるかということ。たぶん、相手もお前のこと好きかもだ。
225：みなさん、ありがとうございます。実は相手も僕のこと･･･みたいなんです。でも、まだ若いというか。なんというかみたいな感じなんです。また、がんばります。
230：おうおう、がんばれ！
231：がんばれ！がんばれ！
235：いけー、いけー、がんばれ！
240：なんかすごいことが起きているな。穴に落ちる男を見守るだけだったのに俺たちは次元を越えてしまった。
250：そうだな。
261：俺たちは光の戦士でもあるし、闇の戦士でもある！
270：あぁ、行こう！俺たちの世界へ！
290：なんかよくわからん（笑）
305：このスレｗｗｗｗｗ
320：ｗｗｗｗｗ
佐藤はβチャンネルを見ていた。自分がチャレンジすることで他の人も新たなことにチャレンジした。失敗はしたようだけど、まだわからない。これから先が楽しみだ。
「君たちが全力で楽しんでくれるなら、全力でプレイしてやろうじゃないか。」
