あらすじ

文字数 260文字

 剣道部の後輩から、ある謎を解明してほしいと頼まれた神沼真理愛は、ゴールデンウィークに遠野で行われた練習試合のあと、遠野市青笹にある後輩の家へと向かった――名探偵の家に生まれた氷藤洸司を連れて。夕食をご馳走になったあと、後輩の祖父が聞かせてくれた謎とは、「戦後四、五年経ったころに近くの廃墟で〝四隅の怪〟を実行したところ、人が増えた」というものだった。座敷童子が本当に現れたのか、それとも人間の仕業なのか。真相を探るべく、廃墟跡へと向かった三人。氷藤洸司が「真相」にたどり着く一方、真理愛もまた後輩に「真相」を披露する。
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