第1話
文字数 4,717文字
ダウン照明の、カウンター席に若い女性2人が座ってくれて。お話しだけ聴きたいって…。無茶振りだけど…。
マスター「…そういう話が、あったんだよ。以前の話し…だけどね?」
若い女性2人「ムフフッ」
「気を付けて」のお話し。本当に、楽しいのかな?って。気になりながら。それはカウンターに座る。この子達にとって…。
それとも…僕自身を…心配で来てくれた?…のでは…ないな?って。「ムフフッ」って友達同士で顔を見合わせ。してる。
「遊びに来てあげましたっ♪」
…してくれいる距離感は…。優しさだろうね。って。
栞里「そろそろ…ムフフッ」
孝輔「ムフフッ。好きだな?そういうの…分かった」
オンライン通話。お互いに顔を見ながら。でのやり取り。通話が終わってシャワーを浴びながら。
孝輔「彼女だから…手伝う…。友達…だからな。翔太」
教室内の廊下側、後ろの入り口。机にうつ伏せになって、校庭側の窓へ顔を向けながら割り振られた席に座っていた。最後尾。
丘…山と伝えるには…小さすぎて。緑色が一面に写る。窓近い黒板近くに、男女複数が集まっての仲良しグループがはしゃいでいる。
風が吹いた時。桜の花びらが校舎に当たって、下から上に。なってるのを眺めていた。
「メンドクサイ」ってなって。机にうつ伏せになった。別のクラスに、お気に入りの翔太。気になってきて…。
気だるい感じの。脱力系の男性。またうつ伏せ。窓の外を眺める。の繰り返し。
桜の花びらが舞う時だけ、眺め続けた。風が止むまで。
咲良「暇」
小さく呟いた。…その後に、ゆっくり動き出していた。翔太の居るクラスに向かい、教室の扉を開けた。覗くつもりはなくって…。
翔太「…してないよ…」
栞里「あの子にぃ~。もぅ、したやろぉ~っ♪」
翔太「…してないよ…」
近いっ。近いっ。…翔太と同じクラスの栞里との距離に戸惑って。パニックになった。
咲良「お前の。顔なんて見たいことあるかぁーっ!!」
大声で叫んで、扉を勢いよく閉めて、トイレに向かった。ちょいちょい。苛立って。がり股になっている。
栞里「分かっては…いるんだろうけどな?ムフッ」
翔太「…」
栞里(低い声で、咲良のお気に入りに、伝えた。ムフフッ。って。伝えた後。同性の友達グループの元へ小走りで帰った。翔太に一度振り返って、「にっ♪」ってしてあげた。)
翔太(咲良の友達…。モヤモヤありきで…咲良に今ので嫌われちゃったかもしれない?「にっ♪」ってなんだよ…机におでこを付けながら悩んだ)
咲良「アフォかっ!!」
洗面所の鏡に向かって。自身の顔を眺めた。蛇口から出る水を手に掬って、バシャバシャして拭う…事はしないよっ♪化粧が崩れちゃうじゃんっ!!
咲良「するかぁーっ!!」
マスクを外して静かに自身の顔を眺めていた。「フンッ」ってしてから、お気に入りのマスクをした。
ある人「マスク効果」
何処からか聞こえて来た。「もぅっ!!」って顔を鏡に返した。
咲良「…役得やでっ♪」
気持ちをすぐに切り替えて。鏡に「にっ♪」って返した。
夕暮れより早く、おやつの時間を少し過ぎた頃。孝輔と一緒に帰宅する。道順にある2件目のコンビニに近づいた。流行の服を着たカッコいい成人男性とすれ違った。
翔太「…お前の顔、見たいことあるかぁーっ!!って。みんなの前で、言われたんやぞ?」
孝輔「…それは…あれだって。恥ずかしい。の裏返しって。言うか…あれだよ…」
翔太「…お前の言う事、信じるからなっ?」
通りすがりの成人男性は笑顔になってた。「フフッ」って。
昼間にあった翔太と栞里の近さ…瞼を閉じると現れる。寝ることが出来なくて。充電中のスマートフォン側へ寝返り。掛け布団を抱き枕状に脚で挟んだ。
LEDが暗くした部屋に光る。
翔太「…体育祭のさ?練習したいんだけど…」
翔太「幼馴染みにしか…頼めないじゃん?」
連絡来たっ♪二段に分けて…。昼間によこせよっ!!って。なって「ムフフッ」ってなった。コンビニに向かって、歩いた。アイスコーヒーの一番大きいサイズ。Lサイズを買って。返事は…。しなぃ~むふっ♪
翌朝の登校中。自転車を降りて、隣を歩き始めた。翔太に「知らないっ!」って。した。
翔太「…連絡…見てくれた…よね?」
咲良「…うん。朝見た。忙しいから…フンッ」
翔太「練習に…付き合って…欲しい…んだけど?」
咲良「…時間ある時にね?その時に…返事する」
翔太「…待ってる…よ?」
「フンッ。」って。して聞き流すような感じの。もっと連絡しなさいよ?…って。思いながら。翔太が再び自転車に乗って学校に向かう。
咲良「…アフォかっ!!」
もっとお前だけって。しろやぁーい。そうやって、お互いのクラスに向かった。本当に、翔太アフォかっ?って。思いながら。
帰り道。今日は一人で。アルバイト先に向かう。道順のお土産屋さんに寄って。
お姉さん「ムフフッ。別れたんかいさぁ~っ?」
咲良「…付き合って…」
「もぅ~」って。思いながらお土産屋さんのお姉さんを、振り向き睨み付けた。眉間にシワを寄せて…怒ってる風に。
お姉さん「アフォ。やなぁ~っ♪ムフフッ」
喧嘩でもしたんでしょ?って。まぁまぁ子供扱いにする…。
咲良「いつもの事ですっ!!」
お姉さん「ムフフッ。知らんけどなぁ~?」
見透かされた。って。思って。「もぅっ!!」って。マスクを下ろして「いぃーっ!!」ってした。
お姉さん「好きや。から…なぁ?アハハッ」
咲良「…いいのっ!!」
「もぅっ!!」ってして。お土産屋さんを出ようとした。
お姉さん「キャハハッ。また、がに股。なってるんやでっ♪分かりやすいなぁ~?ウフフッ」
咲良「いいのっ!!」
店舗を出た後も、話し掛けてくれるお姉さんに「ニヒヒッ」ってした。優しく見送ってくれている。
咲良「なんなんですかっ!!」
お姉さん「キャハハッ。大丈夫やってぇ~っ♪」
振り向きもせずに、お姉さんに感謝した。
お姉さん「咲良ちゃん。また、がに股なってるぅ~。ムフフッ」
見送りながら、楽しませてくれるわぁ~っ♪可愛いな。って。思ってるんやでっ♪って。
翔太「初めまして…」
マスター「いらっしゃいませ?」
何かに、悩んでいるような表情で。来てくれたんだ。って。ありがとうを思いながら。
翔太「…セックスって。身長差。あっても…出来るんでしょうか…?」
マスター「キャハハッ。あぁ。そうだね。一緒に寝っ転がったら…出来んじゃない?アハハッ」
マスター(こいつかぁ~。咲良のお気に入り。差詰め…よく寄るって言ってたお土産屋さんのお姉さんちにも…行った…後。って感じだな。アハハッ。)
悩ましい表情の、翔太を…どうだろうね?実際はね?って。意地悪。伝えちゃったら…翔太が…めげちゃう。ような?悩んでいます。って。感じの表情を浮かべていた。
マスター「…答えを急ぐのであれば…伝えてみなよ?ハハッ」
急いだら、逃げちゃうかもしれない。…に怯えている?って受け取った…翔太を急かしてみた。
フフッ。って。しながら。「余計なお世話」だろうな。って、自覚しながら。伝えた。大丈夫なんだよなぁ~それ?って思いながら。
翔太「優しい先輩で、良かったです…」
マスター「…ムフフッ」
ゴールデンウィークの中、月曜日だけ…登校日…。
栞里「晴れてて、良かったなぁ~?ウフフッ♪」
咲良「暑いって。ウフフッ♪」
通学路にあるコンビニの駐車場に、ロン毛で無精髭のおじさんが自動車の中でくつろいでいる。二人で「見つけたっ♪」って。「ウフフッ♪」って顔を見合いっこして。
栞里「一人でいる男の人、見たら礼儀やでっ♪」
栞里と咲良「ムフフッ」
それは小さな声。顔を見合わせてのそれは、スタートの合図。
栞里「チロチロ見てぇ~?気になるんやったら言うたげぇ~さっ?」
栞里と咲良「ムフフッ」
咲良「見ように、よっては…。キアヌリーブス」
栞里と咲良「ムフフッ」
まだ此方を見てないおじさんに…「むぅ」って顔を栞里に向けた。
咲良「お昼まで、そこに待っててくれたら、連絡先、交換したげるわぁ~♪」
おじさんが此方を「フフッ」って見てくれたので「にっ♪」って返して。俯き栞里の傍へ近寄った。
栞里「朝から掛けるやんっ♪」
咲良「ムフフッ。やんっ♪」
栞里と咲良「キャハハッ」
見つけたおじさんから、程遠い距離になって、向かい合い一緒に笑った。
咲良「掃除してるフリして覗かんといてっ♪」
マスター「…トイ…レ…?貸して欲しいって?」
咲良「ムフフッ」
オープン前の店舗に…トイレだけ…だろうけど。知らない子ではない…近所の子。それをしたら商売出来なくなっちゃうだろ。それ?って。
マスター「…愛すべき…バカだなぁー。キャハハッ」
幼い頃から、知ってる子。床の掃き掃除は止めてカウンターの内側を…掃除する事にした。
咲良「また来ますっ♪」
マスター「…また来るだろうけどな?わけぇーからな。って容赦ねぇ~な?ハハッ」
咲良「ムフフッ」
マスター「此処からだと…全部。見えています」(渋い声で)
咲良「キャハハッ。あふぉーっ♪」
…ぁ…マジだったかぁー。捨ててくなよ。注文ゼロだし。ってオープン前だからな…。しょうがねぇーけど。キャハハッ。てか、教えに来んなよ。保護者じゃねぇ~ぞ?って。ハハッ。
バックヤードに入って、デスクに脚組をして座った。足首にアザが見えて、裾を捲っての確認…複数の…昨日今日出来たものだけじゃなかった。
マスター「準備に…夢中になりすぎてんのかな?」
指で触れると、アザ特有の痛みが走る。病気じゃない…な?ハハッ。掃除を始めた。
銀紙側の…チョコキャンディーが重ねての2個。手に取り表を向けるとキャラクターが…。
マスター「…僕の顔を食べなよ…フフッ」
カウンターから少し…はみ出してあったのを思い出して…。あの子が…咲良が…「あふぉっ♪ニヒヒッ」って。伝えて来ているような…。
マスター「うぜぇ~なっ!!」
お客さんの居ない。空の店舗内に…呟いていた。
咲良「ニヒヒッ」
笑顔が…少しだけ…浮かんで来るような。
マスター「可愛い…から。よけぇ~に。うぜぇ~んだよ。モデル体型が…」
咲良「それで?…ムフフッ」
聞こえて来るような。よけぇ~に。うぜぇ~けどなって。
マスター「…好き。うんうん。好きだよ。ちゃんと選んで下さい」
咲良「ムフフッ。勝手に掛からんといてっ♪」
聞こえて来るような。うんうん。アザ~っす。って。思う事にした。
マスター「…キャハハッ。ありがとう」
謎の言葉を、空の店舗内に…再び伝えていた。ぶっちゃけ。良いの見つけて幸せ。になるんだろうしな。
花粉は…まだまだ十分。舞っている。みたいだけど。トータルのありがとう。でいいんだろう事。
約束の公園に。来たけど…ベンチに座る翔太を見つけた。下を…地面を眺めてて…。両肘を脚につけて待ってた。
咲良「…二人三脚なんて、しないじゃんっ?」
翔太「…練習…位。いいだろ?」
翔太の言葉。…体育祭の競技にない種目を選んで…アハハッ。
咲良「…しゃあ~なし。やでっ?」
翔太「…ありがとう」
20メートルの折り返し地点を決めて、翔太がスタートラインを、脚で地面に作った。
片方の脚を結んで、往復の折り返し。何回か練習した。
咲良「…意味ないじゃん。ムフフッ。しゃべれば良いのに。ムフフッ」
翔太「…もっと。預けあいっこ。みたいな。感じにしないと、上手く前に進めないって。思うんだよね?」
咲良「…アハハッ。あふぉ。本当に。あふぉ。ムフフッ」
翔太「…意味ないじゃん。とかは…無いよ…無いんだよ」
この日は、ダウン照明の。カウンター席に誰も座って…。くれていなくって。お話しだけ聴きたいってのも…。なくって…。無茶振りだけど…も、なくって…。
マスター「…悔しいけど…。僕のじゃない。って。思えば、いいんだろうな。アハハッ」
マスター「…そういう話が、あったんだよ。以前の話し…だけどね?」
若い女性2人「ムフフッ」
「気を付けて」のお話し。本当に、楽しいのかな?って。気になりながら。それはカウンターに座る。この子達にとって…。
それとも…僕自身を…心配で来てくれた?…のでは…ないな?って。「ムフフッ」って友達同士で顔を見合わせ。してる。
「遊びに来てあげましたっ♪」
…してくれいる距離感は…。優しさだろうね。って。
栞里「そろそろ…ムフフッ」
孝輔「ムフフッ。好きだな?そういうの…分かった」
オンライン通話。お互いに顔を見ながら。でのやり取り。通話が終わってシャワーを浴びながら。
孝輔「彼女だから…手伝う…。友達…だからな。翔太」
教室内の廊下側、後ろの入り口。机にうつ伏せになって、校庭側の窓へ顔を向けながら割り振られた席に座っていた。最後尾。
丘…山と伝えるには…小さすぎて。緑色が一面に写る。窓近い黒板近くに、男女複数が集まっての仲良しグループがはしゃいでいる。
風が吹いた時。桜の花びらが校舎に当たって、下から上に。なってるのを眺めていた。
「メンドクサイ」ってなって。机にうつ伏せになった。別のクラスに、お気に入りの翔太。気になってきて…。
気だるい感じの。脱力系の男性。またうつ伏せ。窓の外を眺める。の繰り返し。
桜の花びらが舞う時だけ、眺め続けた。風が止むまで。
咲良「暇」
小さく呟いた。…その後に、ゆっくり動き出していた。翔太の居るクラスに向かい、教室の扉を開けた。覗くつもりはなくって…。
翔太「…してないよ…」
栞里「あの子にぃ~。もぅ、したやろぉ~っ♪」
翔太「…してないよ…」
近いっ。近いっ。…翔太と同じクラスの栞里との距離に戸惑って。パニックになった。
咲良「お前の。顔なんて見たいことあるかぁーっ!!」
大声で叫んで、扉を勢いよく閉めて、トイレに向かった。ちょいちょい。苛立って。がり股になっている。
栞里「分かっては…いるんだろうけどな?ムフッ」
翔太「…」
栞里(低い声で、咲良のお気に入りに、伝えた。ムフフッ。って。伝えた後。同性の友達グループの元へ小走りで帰った。翔太に一度振り返って、「にっ♪」ってしてあげた。)
翔太(咲良の友達…。モヤモヤありきで…咲良に今ので嫌われちゃったかもしれない?「にっ♪」ってなんだよ…机におでこを付けながら悩んだ)
咲良「アフォかっ!!」
洗面所の鏡に向かって。自身の顔を眺めた。蛇口から出る水を手に掬って、バシャバシャして拭う…事はしないよっ♪化粧が崩れちゃうじゃんっ!!
咲良「するかぁーっ!!」
マスクを外して静かに自身の顔を眺めていた。「フンッ」ってしてから、お気に入りのマスクをした。
ある人「マスク効果」
何処からか聞こえて来た。「もぅっ!!」って顔を鏡に返した。
咲良「…役得やでっ♪」
気持ちをすぐに切り替えて。鏡に「にっ♪」って返した。
夕暮れより早く、おやつの時間を少し過ぎた頃。孝輔と一緒に帰宅する。道順にある2件目のコンビニに近づいた。流行の服を着たカッコいい成人男性とすれ違った。
翔太「…お前の顔、見たいことあるかぁーっ!!って。みんなの前で、言われたんやぞ?」
孝輔「…それは…あれだって。恥ずかしい。の裏返しって。言うか…あれだよ…」
翔太「…お前の言う事、信じるからなっ?」
通りすがりの成人男性は笑顔になってた。「フフッ」って。
昼間にあった翔太と栞里の近さ…瞼を閉じると現れる。寝ることが出来なくて。充電中のスマートフォン側へ寝返り。掛け布団を抱き枕状に脚で挟んだ。
LEDが暗くした部屋に光る。
翔太「…体育祭のさ?練習したいんだけど…」
翔太「幼馴染みにしか…頼めないじゃん?」
連絡来たっ♪二段に分けて…。昼間によこせよっ!!って。なって「ムフフッ」ってなった。コンビニに向かって、歩いた。アイスコーヒーの一番大きいサイズ。Lサイズを買って。返事は…。しなぃ~むふっ♪
翌朝の登校中。自転車を降りて、隣を歩き始めた。翔太に「知らないっ!」って。した。
翔太「…連絡…見てくれた…よね?」
咲良「…うん。朝見た。忙しいから…フンッ」
翔太「練習に…付き合って…欲しい…んだけど?」
咲良「…時間ある時にね?その時に…返事する」
翔太「…待ってる…よ?」
「フンッ。」って。して聞き流すような感じの。もっと連絡しなさいよ?…って。思いながら。翔太が再び自転車に乗って学校に向かう。
咲良「…アフォかっ!!」
もっとお前だけって。しろやぁーい。そうやって、お互いのクラスに向かった。本当に、翔太アフォかっ?って。思いながら。
帰り道。今日は一人で。アルバイト先に向かう。道順のお土産屋さんに寄って。
お姉さん「ムフフッ。別れたんかいさぁ~っ?」
咲良「…付き合って…」
「もぅ~」って。思いながらお土産屋さんのお姉さんを、振り向き睨み付けた。眉間にシワを寄せて…怒ってる風に。
お姉さん「アフォ。やなぁ~っ♪ムフフッ」
喧嘩でもしたんでしょ?って。まぁまぁ子供扱いにする…。
咲良「いつもの事ですっ!!」
お姉さん「ムフフッ。知らんけどなぁ~?」
見透かされた。って。思って。「もぅっ!!」って。マスクを下ろして「いぃーっ!!」ってした。
お姉さん「好きや。から…なぁ?アハハッ」
咲良「…いいのっ!!」
「もぅっ!!」ってして。お土産屋さんを出ようとした。
お姉さん「キャハハッ。また、がに股。なってるんやでっ♪分かりやすいなぁ~?ウフフッ」
咲良「いいのっ!!」
店舗を出た後も、話し掛けてくれるお姉さんに「ニヒヒッ」ってした。優しく見送ってくれている。
咲良「なんなんですかっ!!」
お姉さん「キャハハッ。大丈夫やってぇ~っ♪」
振り向きもせずに、お姉さんに感謝した。
お姉さん「咲良ちゃん。また、がに股なってるぅ~。ムフフッ」
見送りながら、楽しませてくれるわぁ~っ♪可愛いな。って。思ってるんやでっ♪って。
翔太「初めまして…」
マスター「いらっしゃいませ?」
何かに、悩んでいるような表情で。来てくれたんだ。って。ありがとうを思いながら。
翔太「…セックスって。身長差。あっても…出来るんでしょうか…?」
マスター「キャハハッ。あぁ。そうだね。一緒に寝っ転がったら…出来んじゃない?アハハッ」
マスター(こいつかぁ~。咲良のお気に入り。差詰め…よく寄るって言ってたお土産屋さんのお姉さんちにも…行った…後。って感じだな。アハハッ。)
悩ましい表情の、翔太を…どうだろうね?実際はね?って。意地悪。伝えちゃったら…翔太が…めげちゃう。ような?悩んでいます。って。感じの表情を浮かべていた。
マスター「…答えを急ぐのであれば…伝えてみなよ?ハハッ」
急いだら、逃げちゃうかもしれない。…に怯えている?って受け取った…翔太を急かしてみた。
フフッ。って。しながら。「余計なお世話」だろうな。って、自覚しながら。伝えた。大丈夫なんだよなぁ~それ?って思いながら。
翔太「優しい先輩で、良かったです…」
マスター「…ムフフッ」
ゴールデンウィークの中、月曜日だけ…登校日…。
栞里「晴れてて、良かったなぁ~?ウフフッ♪」
咲良「暑いって。ウフフッ♪」
通学路にあるコンビニの駐車場に、ロン毛で無精髭のおじさんが自動車の中でくつろいでいる。二人で「見つけたっ♪」って。「ウフフッ♪」って顔を見合いっこして。
栞里「一人でいる男の人、見たら礼儀やでっ♪」
栞里と咲良「ムフフッ」
それは小さな声。顔を見合わせてのそれは、スタートの合図。
栞里「チロチロ見てぇ~?気になるんやったら言うたげぇ~さっ?」
栞里と咲良「ムフフッ」
咲良「見ように、よっては…。キアヌリーブス」
栞里と咲良「ムフフッ」
まだ此方を見てないおじさんに…「むぅ」って顔を栞里に向けた。
咲良「お昼まで、そこに待っててくれたら、連絡先、交換したげるわぁ~♪」
おじさんが此方を「フフッ」って見てくれたので「にっ♪」って返して。俯き栞里の傍へ近寄った。
栞里「朝から掛けるやんっ♪」
咲良「ムフフッ。やんっ♪」
栞里と咲良「キャハハッ」
見つけたおじさんから、程遠い距離になって、向かい合い一緒に笑った。
咲良「掃除してるフリして覗かんといてっ♪」
マスター「…トイ…レ…?貸して欲しいって?」
咲良「ムフフッ」
オープン前の店舗に…トイレだけ…だろうけど。知らない子ではない…近所の子。それをしたら商売出来なくなっちゃうだろ。それ?って。
マスター「…愛すべき…バカだなぁー。キャハハッ」
幼い頃から、知ってる子。床の掃き掃除は止めてカウンターの内側を…掃除する事にした。
咲良「また来ますっ♪」
マスター「…また来るだろうけどな?わけぇーからな。って容赦ねぇ~な?ハハッ」
咲良「ムフフッ」
マスター「此処からだと…全部。見えています」(渋い声で)
咲良「キャハハッ。あふぉーっ♪」
…ぁ…マジだったかぁー。捨ててくなよ。注文ゼロだし。ってオープン前だからな…。しょうがねぇーけど。キャハハッ。てか、教えに来んなよ。保護者じゃねぇ~ぞ?って。ハハッ。
バックヤードに入って、デスクに脚組をして座った。足首にアザが見えて、裾を捲っての確認…複数の…昨日今日出来たものだけじゃなかった。
マスター「準備に…夢中になりすぎてんのかな?」
指で触れると、アザ特有の痛みが走る。病気じゃない…な?ハハッ。掃除を始めた。
銀紙側の…チョコキャンディーが重ねての2個。手に取り表を向けるとキャラクターが…。
マスター「…僕の顔を食べなよ…フフッ」
カウンターから少し…はみ出してあったのを思い出して…。あの子が…咲良が…「あふぉっ♪ニヒヒッ」って。伝えて来ているような…。
マスター「うぜぇ~なっ!!」
お客さんの居ない。空の店舗内に…呟いていた。
咲良「ニヒヒッ」
笑顔が…少しだけ…浮かんで来るような。
マスター「可愛い…から。よけぇ~に。うぜぇ~んだよ。モデル体型が…」
咲良「それで?…ムフフッ」
聞こえて来るような。よけぇ~に。うぜぇ~けどなって。
マスター「…好き。うんうん。好きだよ。ちゃんと選んで下さい」
咲良「ムフフッ。勝手に掛からんといてっ♪」
聞こえて来るような。うんうん。アザ~っす。って。思う事にした。
マスター「…キャハハッ。ありがとう」
謎の言葉を、空の店舗内に…再び伝えていた。ぶっちゃけ。良いの見つけて幸せ。になるんだろうしな。
花粉は…まだまだ十分。舞っている。みたいだけど。トータルのありがとう。でいいんだろう事。
約束の公園に。来たけど…ベンチに座る翔太を見つけた。下を…地面を眺めてて…。両肘を脚につけて待ってた。
咲良「…二人三脚なんて、しないじゃんっ?」
翔太「…練習…位。いいだろ?」
翔太の言葉。…体育祭の競技にない種目を選んで…アハハッ。
咲良「…しゃあ~なし。やでっ?」
翔太「…ありがとう」
20メートルの折り返し地点を決めて、翔太がスタートラインを、脚で地面に作った。
片方の脚を結んで、往復の折り返し。何回か練習した。
咲良「…意味ないじゃん。ムフフッ。しゃべれば良いのに。ムフフッ」
翔太「…もっと。預けあいっこ。みたいな。感じにしないと、上手く前に進めないって。思うんだよね?」
咲良「…アハハッ。あふぉ。本当に。あふぉ。ムフフッ」
翔太「…意味ないじゃん。とかは…無いよ…無いんだよ」
この日は、ダウン照明の。カウンター席に誰も座って…。くれていなくって。お話しだけ聴きたいってのも…。なくって…。無茶振りだけど…も、なくって…。
マスター「…悔しいけど…。僕のじゃない。って。思えば、いいんだろうな。アハハッ」