第4話 【書評】わが子を暴走族にしない本(2022.12.12記)

文字数 401文字

【これじゃ暴走族は居たたまれない】

1.書名・著者名等
塩塚輝男
『わが子を暴走族にしない本(副題)親ごころとバイク問題』
1987、パンリサーチ出版局

2.兎平亀作の意見です

著者はバイク専門ライター。暴走族のことはハナから敵視している。
著者の立場は善導主義ですらない。差別選別=排除の論理である。視線の冷たさは異様なほどである。
このため、暴走族本としては見るべき物がない。

「子どもに競技バイクの楽しさを教えてやれば、公道で暴れよう等とは思わない筈」なんだそうだ。
「そういうエリート主義から落ちこぼれてしまった子たちをどうすれば良いのか」が、暴走族問題の本質だと思うのだが。

ただし、さすが専門ライターだけあって、下記のような、貴重なアドバイスも得る事が出来た。著者いわく、

「オヤジ世代の昔自慢はほどほどにしておくこと。バイクの技術革新は著しいので、機器の整備も運転テクニックも、昔のものは今では通じないからだ。」
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