第7話 中野学校

文字数 1,164文字


なんか不審な話を持ち込まれた。なんだろう?私は万屋になっているのか?銀か?中華娘か?いやそれはイヤだろう、、、メガネもいやだけど、、、


某国営軍事結社が直接関連するような学校が、密かにできていると、そいつは言う。
某代理店が人心しか操作できないので、実行部隊を作るための要員を見つけるための学校だと、そいつは言う。

別にいんじゃないか?知ったこっちゃない。
「勝手にやらせておけばいい」
「は?委員長でしょ?」
「1年3組の、**学園の、だが?世間などどーなろーと知らん」
「・・・・無責任だなー」
「その”無責任”について合理的な説明をしろ。できなきゃ僕に対する冤罪だぞ?」
「大げさ!!」

「お前は嘘つきで大げさすぎ、人に冤罪を着せてそれを悪事だと認識すらできない犯罪者だな。さて、これを聞いていたクラスの者達、どうだろう?
我がクラス、我がクラスの委員長はそのことに責任を持つべきなのか?拒否した私や1年3組は無責任なのか?」
このバカには自分が1年3組全体を侮辱したということをわからせねばならない。ボク個人ではなくクラス委員としての僕に話を持ってきたのだから。

「狐狸山、おめー勝手なことばかり言ってんなよ、締めるぞ?」
クラス一の暴れん坊君だ。まぁ暴れるけどその理由はほとんど理解出来るものなので放置している。バイクについてはヘルメットを必ずちゃんとかぶると約束させたが。

「狐狸山君、君が動くべきだろう?なぜわざわざ我々を巻き込むのかな?」
秀才メガネ君だ。テストの成績はトップ一群に常に入っている。

「たぬきー、おめー4組だろ?4組の委員長には言ったんだろーな?今から聞きに行くからな。おい!行こうぜ!!」
「わーった!わかったから、もーいいだろう!!」
「「「「あ?あんだって?きこえねーなー?」」」」
「わかったって言ったんだよっ!!」
「こんだけ酷ぇこと勝手にほざいといて、わかった、だけで済ますのか?
おい!皆で4組に殴り込みだ!!」
「「「「「「「おーっつ!!!!」」」」」」


当然だが4組の連中は何も知らなかった。事情を事細かく話し、処断は4組に任せた。
結局狐狸山は女子を含めた4組全員にリンチにあってぼこぼこ。数日後転校していった。




狐狸山の件から、ろくでもない話を持って来る阿呆はいなくなった。

我がクラスはまとまっているのだなぁ。



その後、なぜか教師たちは4組も3組も呼び出しすらしない。
後日、情報通の生徒が「アンタッチャブル指定されてるぞ?俺ら3組」と、職員室内の情報を持ってきた。
流石いいとこの子弟の集まる学校である、公務員以上にことなかれ主義だ。

この学校は幼稚園から大学まで基本エスカレーターだ。
小学校の時の父の破産の時にやめなくて良かった。知った者達が多かったからな。親はアレでも子供はそうではない者も多いのだ、この学校では。ほかは知らん。
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