書き起こし10

文字数 1,616文字

あの〜地元の都市伝説、都市伝説というか、なんか少なくとも学生はみんな知ってるみたいな話なんですけど、そんなんでもいいですか?

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あ、まあそうか、それが都市伝説か(笑)

え〜っと、まぁ、Aさんがいて、そのAさんが街のウワサで、猫の死体を探している男がいるっていう話を聞くんですよ。
で「何それ気持ちわる」ってなって、でそれがどういう話かっていうと、なんかこう、家を訪ねて、でその家の人に「この家に猫の死体はありますか」って聞いて、まぁないから「ないです」って言ったら「中に入って確認させろ」みたいな感じでこう入ってこようとするみたいな。で警察呼ぼうとしたら渋々帰るみたいな、そういう話をAさんが聞いたんですよ。
でAさんはめちゃくちゃその話が気に入って、いろんなところで喋ったりしてたんですよ、そしたら、実際にその男が来たことがあるっていうBさんと知り合えて、でBさんに話を聞いたら、本当に急にマジで来たらしいんですよ。
でBさんは、男を家の中に入れなくて、なんかこう〜抵抗してるうちに帰ったみたいな感じだったんですけど、そのBさんの知り合いのCさんは家に入れたらしいんですよ。
だから、そのAさんはCさんに会いに行って、そん時の話を聞いらしいんですね。で、まぁ聞くわけじゃないですか
「猫の死体の都市伝説について聞きたいんですけど〜」みたいな。
そしたらCさんは「いや、あの日の晩は、ウチに猫の死体はあったよ」って言うんですよ。
で、まあAさんは飼い猫がお亡くなりになったんですか?とか聞いたら、こう、そうじゃなくて、死体があっただけだからみたいなことをCさんは言い出して。
で、Aさんは、ヤベェんじゃねえかって思い始めて
「いや、猫の死体が急に、その場に発生することはないでしょ」みたいに言ったんすけど、そしたらなんか、Cさんもこうキレだして。
「いや、じゃあ、Dさんも同じ体験してるから、Dさんところへ聞きに行けばいいじゃん」っつって、Dさんの電話番号かなんかもらって、でもうそこでCさんとは終わって。
で、じゃあDさんとこ行こうと思って、アポ取って、で行っておんなじ質問をしたんですよ。その、猫の死体の都市伝説が〜みたいな。
そしたらDさんも、死体があって、猫は飼ってなくて、でそれを別になんか、変なことって感じでもなくて。で、まぁえ〜Cさんと同じように急に死体は湧かないですよね〜つったら、Dさんは
「いやいや、逆に、自分の家に猫の死体がないと思ってるの?」みたいなことを言い出したんですよ。でAさんが
「いや、猫飼ってないし、湧くっていうのも正直よくわからないし、ウチに猫の死体はないですよ」って言ったらDさんが、いや何言ってるのと。誰しも、家に猫の死体がある可能性はあるよと。言い出して。
もうAさんからしたら、ドッキリか、ねぇ、あの〜なんか宗教とか、え〜もしくは、こう、気の病んでる人の集まりか。みたいな。そういう気持ちになって。
で実際家に帰って、もう、探しまくるけど、別にないし。死体は。
でもやっぱり気になるから、ネットの掲示板とかSNSとか見たり、投稿したりして、こう〜全国的にあるんかな〜みたいなのを調べ始めたんですよ。
でもまあ、ほんとに「家に猫の死体がある」みたいな情報なんかないから、それはなんかこう、逆に燃えるというか、こんな不思議な話なのに、みんな知らないんだと思って。
で、まぁインターネットにないから結局自分の足でかせぐ、聞き込みみたいなのをした方が早いって気づいたんすよ。
で、Aさんは割と本格的に聞き込み調査をして、各家を回って、チャイムを鳴らして
「この家に猫の死体はありますか」
って聞くんですよ

終わりです

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え、怖いですか?
なんか、地元ではもう二兆回ぐらい聞いたから全然怖い感じじゃないんですけどね。
まぁ、ローカルネタですよ。
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